4年間続く肩こり、頭痛、全身倦怠感
20代 女性
会社の先輩のおススメの鍼灸院、ということで清明院をご紹介いただきました。
慢性的なひどい肩こりと頭痛でこの数年悩まされてきましたが、清明院に通い始めて数回経つと、頭痛が出なくなりました。
また、いつも何となく体がだるかったのが、軽く感じるようになりました。
鍼灸院にかかるのはまったくの初めてだったため、鍼は痛そうだなと不安に思っていましたが、全然痛みはありません。
鍼を打たれているひと時は、眠りにつく直前のような感覚がずっと続き、かなり心地の良い時間です。
そして、治療のあとは毎回体がポカポカになっていて、いつも驚きます。
今後の目標としては…、何かと体の不調を鍼頼みにせず、生活習慣も積極的に見直していければ、と思っています。
清明院からのコメント
この方は、もともと清明院の患者さんである、同じ会社に勤める、この方の先輩の紹介でいらっしゃいました。
初診時は、今の仕事に就いて以来、4年間以上続く肩こり、頭痛であり、現在も毎日パソコンに向かっている状況なので、 いくらか楽になることはあっても、治りはしないんじゃないか、といった感じの不安顔、半信半疑顔をしておられました。
ところが、「肝欝気逆(かんうつきぎゃく)」と証を立て、治療を開始すると、初診直後から効果あり、3回目には肩こり消失。
しかも初診以来、頭痛は出ておりません。
…最近では、「清明院の鍼の先には魔法の薬が塗ってありますんで~。」 とかくだらない冗談を言いながら、体調管理目的で治療しております。(笑)
さておき、この方の場合、非常に良かったのは、実に素直に、こちらの言うことをよく守っていただき、きちっと養生した上で、 こちらに治療を委ねてくれたことが、これだけの即効性を表現出来たことの大きな要因ではないかと思います。
なかなか養生を守って下さらなかったり、こちらの言うことを素直に聞けないタイプの患者さんでは、たとえ単純な肩こりでも、 治療な余計な時間がかかったり、場合によってはうまくいかなかったりすることもあります。
誤解を恐れず言うと、どんな病気であれ、「治療」というものは患者さんと治療者との二人三脚であり、患者さんと我々の信頼関係が、 そのまま治療効果に反映されるものなのです。
こういった鮮やかな経過をたどる症例のようには、うまくいかない肩こりというものも存在するのです。
東洋医学では、病名や症状のみで、治る治らないが判断できないことのゆえんです。
こういう症例を経験したからと言って慢心せずに、どういうケースであっても快方に導けるように、精進しなくてはいけないと思います。
まあとりあえず、この方に関しては、よかったなー、と思っておりますが。(笑)