ごあいさつ
私は、1999年に医療業界に入って間もない頃から、これから日本が、かつてない高齢化を迎えるという社会状況を踏まえて、在宅医療の重要性を強く感じていました。
そこで、鍼灸マッサージ師の国家資格取得後の2003年頃から、当時勤務していた鍼灸院内にさっそく往診事業部を立ち上げ、現在までに多くの在宅の患者さん(2022年現在、延べ15万症例以上)を、多くのスタッフとともに診療して参りました。
2009年には清明院を開業し、開業する前に勤務していた院から引き継ぐ形で、往診事業を継続し、2022年現在、約10名の優秀なスタッフ(国家資格取得者)に委任する形で、鋭意運営しております。
様々な事情で通院が困難であり、訪問医療が必要な方は、どうぞ遠慮なくご相談下さい。我々の経験と実績から、きっと力になれることと思います。
2022年 吉日 清明院院長 竹下有
ケアマネージャー様等、在宅医療の事業者様へ
はじめまして。
清明院往診事業部と申します。
弊院では、2000年代初頭より、15年以上に渡って、在宅医療の一環として、「健康保険を利用した鍼灸マッサージ治療」を実践してまいりました。
(健康保険を利用しての治療になりますので、介護保険には影響しません。)
弊院では、全スタッフに対して、学術や接遇マナーに関して、数カ月間に渡って研修指導を行い、弊院規定のテストを合格した者のみが現場に出られる教育研修システムを採用しております。
現場に出た後も、キャリアの異なる複数(2名以上)のスタッフで一つの症例を担当することで、情報交換、情報共有を行い、常に最良の治療を検討しながら進めており、技術力や患者対応力には自信があります。
また、同意書を記入して下さった医師の先生方や、患者さん宅に出入りしているケアマネージャー様や看護師様やヘルパー様など、他職種の方々とも書面その他で密に連携を取ることを心がけています。
お困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ぜひご紹介いただければと思います。
清明院往診事業部スタッフ一同
健康保険を利用した訪問鍼灸マッサージ
往診治療の対象になるのは、疾病による寝たきり状態や歩行困難によって、自力で通院できない患者さんです。
医師(特にかかりつけ医でなくても可能です。)に、当院がご用意する「同意書」という書類に必要事項を記入していただければ、健康保険を利用して鍼灸マッサージ治療を受けることが出来ます。
治療内容は、一般的な鍼灸マッサージ施術はもちろん、本格的な東洋医学的なアプローチ、リハビリや運動機能訓練、温熱療法など、患者さんの状態やニーズに応じて、臨機応変に対応しております。
全ての継続症例において、機能回復、疼痛緩和、可動域改善はもちろん、ADL(activities of daily living 日常生活動作)、QOL(quality of life 生活の質)の向上を確認しております。
料金について
健康保険の種類 | 自己負担割合 |
---|---|
社会保険、国民健康保険 | 3割 |
後期高齢者医療保険 | 1割・3割 |
障害者医療費助成対象者 | 負担金助成適用可 |
生活保護を受けられている方 | 負担なし |
医師の同意により健康保険が適用され、各種健康保険の定める自己負担額となります。
例えば1割負担の患者様ですと、1回あたり往診料込みで、約400円前後となります。
施術者の移動距離や医師の同意書の内容などによって多少金額が変動致します。
遠方の場合、スタッフの移動時間を鑑みて、自費を頂くケースがあります。
往診施術の手順
寝たきりや歩行困難など、医学的にやむを得ない理由により、通院治療が困難な患者様が対象です。
往診施術は、清明院スタッフ(国家資格取得者)が担当いたします。
1お電話
まずは、お電話下さい。
往診の内容や、当院の特徴についてご説明し、無料体験治療の日程を決めさせて頂きます。
【往診施術のお手続きは】
TEL:03-6300-0763
2初回無料体験
実際にご自宅や施設にお伺いさせて頂き、お悩みの症状、現在受けておられる治療の状況、心身の状態、生活状況などを詳しく問診させて頂き、同意書の取得や往診の契約手続き等についてご説明し、初回は無料にて、治療を体験して頂きます。
3往診開始
体験治療を受けて頂いた上で、定期的な往診治療を開始したいとのご希望がございましたら、往診スケジュールを決め、往診治療が開始致します。
往診患者さんやご家族の声
80代 女性
主訴 腰椎椎間板ヘルニア
既往歴 狭心症、糖尿病、へバーデン結節
腰痛が強くて寝たきり状態でしたが、鍼治療を継続したら腰痛が軽くなり、今では一人でトイレに行けるようになりました。
50代 女性
主訴 くも膜下出血後遺症
既往歴 下垂体腫瘍、痔瘻、うつ病
拘縮が強かった腕が柔らかくなり、治療効果を実感しています。長年続いていた下血も出なくなりました。
60代 女性
主訴 腰痛症
既往歴 関節リウマチ、側弯症、筋ジストロフィー、耳鳴り
長年悩んでいた腰痛が軽減しました。筋ジストロフィーの数値も下がってきて、体の変化を実感しています。
50代 男性
主訴 多系統萎縮症
既往歴 うつ病
めまいが軽くなり、歩くスピードが速くなってきました。徐々に改善しているので、リハビリへの意欲も上がります。
70代 女性
主訴 変形性膝関節症
既往歴 腰椎椎間板ヘルニア、乳癌、喘息、白内障
膝が大きく変形してますが、鍼治療を継続している為、ゆっくり歩くことができています。これからも車椅子に乗る気はありません。
90代 女性
主訴 脊柱管狭窄症
既往歴 心不全、認知症、誤嚥性肺炎、夜間頻尿、食欲不振
認知症により、まともな会話ができていませんでしたが、鍼治療を始めてからテレビの内容を覚えていたり、意味のある会話ができるようになったりと、認知症が改善してきています。腰痛も軽減して歩ける時間が延び、夜間頻尿も改善し、介護が楽になりました。(家族談)
70代 男性
主訴 脳出血、脳幹梗塞後遺症
既往歴 半身麻痺、浮腫
鍼をしてもらうと、筋肉が柔らかくなり、尿が増えて浮腫が軽減し、歩きやすくなります。
80代 女性
主訴 腰痛、首痛
既往歴 逆流性食道炎、緑内障、腰椎圧迫骨折、胆石、腎嚢胞
長年の腰痛が徐々に軽減してきています。度々出現していた首の痛みは、今では全く感じなくなりました。
80代 女性
主訴 腰痛
既往歴 乳癌、腰椎圧迫骨折
週4回治療して頂いているお陰で、腰痛は軽くなり、毎日楽しく過ごすことができています。病気を予防する為にも、これからも治療を続けていきます。
80代 女性
主訴 パーキンソン病
既往歴 大腿骨骨折
鍼を受けると腕を動かしやすくなるので、着替えが楽にできます。
60代 男性
主訴 脳梗塞後遺症による歩行困難
既往歴 糖尿病
左片麻痺が強くて歩行が困難でしたが、鍼治療を継続してから少しずつ回復し、今では杖を使わずに歩行できるようになりました。
80代 女性
主訴 パーキンソン様症状による歩行困難、嚥下困難、円背
既往歴 レビー小体型認知症
全身の筋肉が硬くて寝たきり状態でしたが、鍼治療を継続してから筋肉の緊張がほぐれ、歩行距離が長くなり、嚥下も以前より行いやすくなりました。また、病気を患ってから便秘がちでしたが、便が出やすくなってきました。
90代 男性
主訴 腰痛症、変形性膝関節症
既往歴 肋間神経痛、前立腺肥大、右肩関節亜脱臼、不眠症
鍼灸を始めてから、腰痛、膝痛が楽になってきました。また、寒い時期にでやすかった肋間神経痛がほとんど出なくなりました。
60代 女性
主訴 進行性核上性麻痺
既往歴 歩行障害、動作障害、構音障害、嚥下障害、眼球運動障害、首肩こり
鍼治療をしてから、全身の筋緊張が緩和されることで、嚥下が以前より行いやすくなりました。
90 代 男性
主訴 腰痛症
既往歴 狭心症、大腸癌、腰椎すべり症、閉塞性動脈硬化症
腰痛と足の裏のしびれが強くて歩く時に足に力が入らず、トイレに行く際に不安がありました。鍼治療を継続したら腰痛が軽くなり、不安なく室内を移動できるようになり、快適に生活できるようになりました。家族にも負担をかける事が減り、気持ちも楽になりました。
90代 女性
主訴 腰下肢痛、頻尿
既往歴 廃用症候群、脊柱管狭窄症、股関節症、膝関節症
鍼治療によって足腰の痛みが軽減し、頻尿も減ったため、日常生活が楽に行えるようになり、気持ちも楽になりました。
80代 男性
主訴 腰痛、下肢浮腫、ふらつき
既往歴 肝臓癌、リンパ癌、副腎癌
全身の筋肉が硬く、下肢の浮腫みも強い為、歩くとふらついて転倒してしまいそうでしたが、治療を継続して受けることにより浮腫みが改善し、全身の筋肉も緩むため歩きやすくなりました。
90代 女性
主訴 脳梗塞後遺症(上肢、下肢の拘縮)
既往歴 変形性膝関節症
治療を継続することで脳梗塞による後遺症が緩和し、悪化の予防にもなっているため非常に助かっております。
80代 男性
主訴 腰痛、下肢浮腫、ふらつき
既往歴 肝臓癌、リンパ癌、副腎癌
全身の筋肉が硬く、下肢の浮腫みも強い為、歩くとふらついて転倒してしまいそうでしたが、治療を継続して受けることにより浮腫みが改善し、全身の筋肉も緩むため歩きやすくなりました。
80代 女性
主訴 リウマチによる全身の痛み
既往歴 子宮筋腫、大腸ポリープ、胆石、小腸潰瘍
全身が強張ったように痛み、日常生活でちょっと動くだけでも痛みがありました。病院ではリウマチと診断されましたが、鍼灸治療を受けるようになってからは痛みが軽減されて、日常生活での動作が楽になりました。
よくある質問
- ご利用について
- どんな病気の方が治療を受けていますか?
- 往診治療に必要な書類は?
- 往診治療の対象者かどうかがわからないのですが?
- 往診地域はどの辺りまでですか?
- 年齢制限はありますか?
- 往診の回数に制限はありますか?
- 1日に2回、保険で治療を受けたいのですが、できますか?
- 往診の曜日・時間の指定はできますか?
- 家族が一緒の時でなければ治療を受けることはできないですか?
- 往診治療の対象者かどうかがわからないのですが?
- 一度試しで治療を受ける事はできますか?
- 老人ホームでも往診治療を受けることができますか?
- ショートステイ先でも往診治療を受けることができますか?
- 病院に入院中でも往診治療を受けることができますか?
- 治療を受けるにあたり、準備する物はありますか?
- ケアマネージャーとの連携はありますか?
- 介護保険で要支援と認定を受けました。要支援でも往診治療は受けられますか?
- 生活保護を受けていますが、往診治療を受けられますか?
- 介護保険で訪問リハビリを受けていますが、鍼灸マッサージは受けられますか?
- どんな方が往診治療に来てくれるのですか?
- 担当のスタッフを変更することは可能でしょうか?
- 治療の担当をして下さるスタッフは何人ですか?
- 男性か女性か、担当者を選ぶことはできますか?
- 治療について
- 治療時間はどのくらいですか?
- 週何回程度、治療を受ければ良いですか?
- 鍼は痛くありませんか?
- 鍼で感染したりしませんか?
- 灸は熱くありませんか?痕は残りますか?
- どのくらいで症状が改善しますか?
- 料金について
- 1回の料金はいくらですか?
- 治療時間を延長してもらいのですが、延長料金はいくらですか?
- 支払はどうすればよいですか?
- 急な来客があり、往診治療を休みたいのですが、キャンセル料はかかりますか?
- 交通費はかかりますか?
- 特定医療費(指定難病)受給者証は使用できますか?
- 保険・同意書について
- 同意書とはどんな書類ですか?
- 同意書は書面ではなく口頭での同意でもよいですか?
- 同意書の用紙はどこでもらえますか?
- 同意書を取るのに、料金はかかりますか?
- 適用となる保険はなんですか?
- 介護保険に影響はありますか?
- 鍼灸だけでなく、マッサージも健康保険適用でお願いできますか?
- 障害者手帳を持っているのですが使えますか?
ご利用について
これは医師の診断により「歩行が困難で、往療(自宅まで施術者が伺い、鍼灸・マッサージを行うこと)が必要と認める。」という書類です。
詳しくは担当者が最初に訪問させて頂いた際に書類をお持ちし、ご説明致します。
往診の条件が満たされていれば、年齢に関係無く治療を受ける事ができます。
事故による脊髄損傷などによって寝たきり状態になってしまわれた20代の方や、先天性の病気によって寝たきり状態の小児にも往診可能です。
独居家庭にもお伺いして治療を行っております。
清明院のスタッフは日頃より技術・知識を研鑽しており、意識の高いスタッフしかおりませんので安心して治療を受けて頂けます。
ただし、他のスタッフのスケジュール調整が必要となり、スケジュールに空きがない場合は、変更まで時間を要する場合がございますので、ご了承下さい。
治療について
鍼灸マッサージ両方の場合は40分、さらに変形徒手療法(運動療法)を加える場合は50分となります。
患者様のお身体の状態をしっかり把握した上で、的確で適正な治療を行って参ります。
多くの患者様は、週に2~3回程度治療を行っております。
ただ、感覚というのは人それぞれであるため、知覚が過敏な人などの中には、若干の痛みを訴える方もいらっしゃいます。そういう方には古代鍼、打鍼といった、皮膚に刺さない鍼を用いて対応することもあります。
体が良くなってくると、ツボの状態も良好な状態に変化してきて、今まで熱く感じなかったところが熱く感じるようになってきたりします。
また、お灸の大きさは米粒の半分ほどの大きさなので、拷問のような、大きな跡が残るようなお灸は致しません。
また、どうしても灸施術は避けたいという患者さんには無理に勧めてもいませんが、皮膚に直接据えずに、翳す温灸や棒灸もありますので、遠慮なくご相談下さい。
灸の痕についてはほとんどの方は残りませんが、ごくまれに瘀血体質の方(血が滞りやすい人)は小さい痕が少し残ることもあります。
あまりにも頑固な症状をお持ちの患者様は、根気良く治療を続けて、当院の養生指導をしっかり守って頂くことが重要になります。
料金について
ただし、遠方でスタッフの移動時間がかかる場合は自費を頂くケースがあります。
治療月の翌月の月初めにご請求致します。
銀行振込も可能ですのでご相談下さい。
またその際に他の日程への振り替えのご相談も承ります。
ただし、歩行、通院が可能だと医師が判断した場合は、保険適用は治療費のみになり、往療費は実費となります。
また、当院からの往診距離が遠方であり、交通の便が悪いなどのやむを得ない事情がある場合は、別途自費を頂く場合があります
保険・同意書について
有効期限は通常の場合6ヶ月となり、継続の場合は再同意の手続きを致します。
再同意の際の同意書の取得については、当院にて代行致します。