原因不明の左上肢の運動麻痺、関節のこわばり、
歩行不安定、認知症
70代 女性
私の妹は79歳、一人暮らし、母の介護をしておりましたが、
数年前母が104歳で他界してから、急に手足が不自由になり、
特に左手が使いにくく、日常生活が大変不便です。
私は自宅でマッサージ、リハビリをして治していただきたいと思い、
往診して下さる先生を探しておりました。そんな時、清明院と出会いました。
先生が勧めて下さった週3回、1回30分程度の治療を行っていただいております。
このように頻回に治療できるのも保険対応でしていただけるからです。
本当にありがたいことです。
病気の治療というのは先生と病人が心を一つにして頑張ることだと思います。
これからも先生の凄いパワーを吸い取ればきっと全快すると思います。
※本患者さんは軽度の認知症であり、近くに住むお姉様がこの文章を書いて下さいました。
※本患者さんは軽度の認知症であり、近くに住むお姉様がこの文章を書いて下さいました。
清明院からのコメント
この方は文章にある通り、介護していたお母様が亡くなられると同時に、
急に手足、特に左手が麻痺してしまい、思うように動かせなくなってしまいました。
病院で検査しても脳や頚椎に異常は見つからず、「原因不明の運動麻痺」ということで
治療のしようがないと言われ、通所リハビリセンターに置いてあった当院のパンフレットを見て、
往診リハビリの依頼をしてこられました。
この方の場合、お母様が亡くなられたことによるショックと、
長年の介護生活から急に解放されたことによる虚無感が、大きく主訴に関係していると考え、
治療は「心腎不交(しんじんふこう)」と証を立て、麻痺している部位に対するマッサージと
心身を安定させる目的で鍼を用いて行っております。
開始してすぐに、歩行が安定してきました。以前よりも歩幅が大きく、
しっかりとした足取りになりました。
左手の麻痺についても、
意識すればベッドの柵を持ったり、手すりにつかまったりすることが出来るようになりました。
また、この方は軽度の認知症で、当初会話の受け答えがうまくいかないことが多かったのですが、
最近では冗談を言いながらしっかりとした受け答えが出来るようになってきました。
まだまだ完全ではありませんが、このまま治療を継続していけば、もっと良くなると思います。