乳癌手術の後遺症による左上肢の違和感、頚肩コリ、腰痛、膝痛
50代 女性
娘に紹介されて通院するようになりました。
随分前に他院で治療したときは すごくたくさん鍼を打ったのですが、先生の鍼は少ない本数で、私の持っていた鍼のイメージとは全然違いました。
鍼を刺すというとどうしても注射のイメージがありますが、痛みはほとんどなく、 むしろ鍼を打っていただいて安静にしている時間は、赤外線の暖かさと 心地よい音楽で心身ともにゆったりとした贅沢なひと時です。
また、治療していただいた帰りの電車ではいつも恥ずかしいくらい爆睡してしまいます。
現在は忙しさにまぎれて自分の身体と向き合うことも少なく、 支障があるほどの症状は感じていません。
これも月に1度、身体のメンテナンスをしていただいているおかげと思っています。
埼玉からはちょっと遠いのと家庭の事情で頻繁にはいけませんが 細く長~くお付き合いしたいと思っています。
清明院からのコメント
この方は遠方から来院されているため、月に1度のペースで治療しています。
近年増加傾向にあると言われている乳癌ですが、東洋医学では精神的なストレスや 食生活の乱れ等により肝、あるいは胃に機能失調をきたして発症するものと考えることが多いです。
(ただ、断わっておきたいのは必ずそうだとは限らない、ということです。)
本患者さんの場合は「肝胃不和(かんいふわ)」と証を立て、治療を継続しております。
日常のストレスの影響を受けにくい体にしていくことが目標です。
乳癌という病は女性にとって、精神的に非常に大きな悪影響が出る病だと思います。
再発や転移の予防をお考えであればこの患者さんのように定期的に 心身の「メンテナンス」をすることが極めて重要だと思います。