東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪に鍼灸④

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こんばんは。上村です。

 

 

 

前回は、湿熱が原因の喉痛について書きました。

 

 

 

風邪に鍼灸③ 参照

 
 
 
 
 今回は、鬱火の喉痛について書いていきます。
 
 
 
 

鬱火になる原因としては、まず気滞気鬱がありそれが長く続き化火することで症状がでてきます。

 
 
 

気滞気鬱とは、本来では正常に体内に流れてるいる気が、過度の精神的ストレスであったり、食事の不摂生、外邪によるものなどよって、滞ってしまうことをいいます。

 
 
 

その中で、肝は疏泄作用といって全身の気の流れを調節する働きがあります。

 
 
 

肝について
院長ブログ

 
 
 

肝気がうまく流れないと肝気鬱結がおこります。

 
 
 

肝気鬱結とは、長期にわたって気分がふさいだり、突然強い精神的刺激を受けることで、肝の疏泄機能が失調して起こります。

 
 
 
 

症状として抑鬱、易怒、よくため息をつく、胸脇部、乳房、小腹などの悶痛、放散痛があります。

 
 
 

肝気鬱結が続いたり、酒、タバコ、辛い飲食物などの取りすぎなどで、気鬱が化火し熱症状がでてきます。

 
 
 

熱が咽喉に溜まるため、気の昇降出入が不利となって喉痛が生じます。

 
 
 
 

症状は、急激に咽喉部の強い刺痛、咽喉粘膜は発赤が強く、喉頭蓋に水腫を生じ嚥下困難となり、水も通らなくなり呼吸促迫、呼吸困難を伴います。

 
 

治法としては、降火、散結になります。

 
 
 
 
 

喉痛の原因といっても、人によって原因が様々です。

 
 
 
 
その中で、どういった原因から今の症状が出ているのか情報を集めて、正しい治療をして早期回復できるよう努めたいと思います。

 
 
 
 
次回は違う分類について書いていきます。
 
 
 

続く、、、

 
 
 
 

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腎の臓と毛髪

 

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毎年恒例のイルミネーションが、街の至る所で目立つ季節になってきました。

 

 

 

 

段々と気温が下がり、乾燥した空気の気候に変化しています。

 

 

 

 

六臓六腑のひとつ腎は、冬季の主気である寒水と相応し、冬季に腎気は旺盛になります。

 

 

 

 

腎は先天の本と呼ばれ、精を蓄えて成長・発育、生殖と水液代謝を管理します。

 

 

 

 

また、「腎の華は髪にあり」と言われ、腎精と毛髪には密接な関係があります。

 

 

 

 

さらに「髪は血の余たり」とも言われ、髪は血により栄養されています。

 

 

 

 

血は、飲食物からの生成と、腎が蔵する精が転化することによって生成されます。

 

 

 

 

精血が盛んであれば、毛髪はよく伸び豊富で、ツヤツヤと潤いが保たれます。

 

 

 

 

腎に負担をかけ、腎精が不足したり血虚となると、毛髪に栄養が行き渡らず、脱毛や白髪が混ざったり枯渇してしまいます。

 

 

 

 

腎を養うには無理な労働をして疲労を溜めず、睡眠を良く摂る事が大きく関わりますので、寒く乾燥した冬季にはしっかりと休養、睡眠を取る事が重要です。

 

 

 

 

※関連ブログ参照

 

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