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おばんでございます。樫山です。
ここまで嗜睡について書いてきました。
スタッフブログ
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嗜睡が起こる東洋医学的な分類では、体に余計な水分が溜まってしまっている場合、思慮過度や疲労によって起こる物など様々な分類がありました。
特に春の時期にウトウトと嗜睡が起きるのには、もともと飲食に乱れがあったりして、余分な水分が体に溜まっている事が原因となりやすいです。
春には肝気が高ぶりやすい季節で、飲食に関わりの深い脾胃に負担がかかりやすいという面があり、嗜睡だけの話ではなく春に体調を崩しやすいという方は注意が必要です。
院長ブログ参考
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これからの時期は、脾胃に負担のかかる甘いものや油っこいもの、肉食などの暴飲暴食を避け、また、精神面でも余裕を持って、イライラ・クヨクヨせずのびのびと過ごすという事が養生に繋がります。
三寒四温で安定しない天候が続いていますが、春本番はもうすぐそこまでやってきています。
季節の変わり目というのは、身体にも大きな変化が起こります。
それが身体にとって負担になるかならないかは普段の体調管理が影響しますので、普段からの不摂生には十分気をつけて下さい。
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おばんでございます。樫山です。
前回、嗜睡が起こる中医学的な弁証分類までお話しました。
~分類~
①湿による嗜睡
②脾虚による嗜睡
③腎陽虚による嗜睡
④腎精不足による嗜睡
⑤陰虚による嗜睡
スタッフブログ
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では、それぞれどういった症状があり、どういったメカニズムかみていきます。
①湿による嗜睡
湿による嗜睡は、頭がしめつけられるように重い、身体や四肢が重だるい、腹が張る、軟便、下腿の浮腫、舌にじっとりとした苔がみられるなどの症状を伴います。
雨にうたれたり、湿度の高いところで生活していたり、暴飲暴食によって余分な水分が体内に溜まってしまったりすることが原因となります。
この湿邪によって、身体の正常な循環が阻害されることによって、気血が上部に行き渡らず、心神が湿に抑制され頭が重く、疲れて眠くなるというのが、湿による嗜睡です。
②脾虚による嗜睡
脾虚による嗜睡では、食欲が減退し、特に食後に眠くなる、体が虚弱、無気力などの症状を伴います。
病後の消耗や、思慮過度で余計な事まで考えて常に精神的なストレスがかかっていたり、飲食の不摂生などが原因となります。
脾の臓の気血を巡らせる働きが低下し(運化失調)、気血が心神に行き渡らず嗜睡が起こります。
今回挙げた分類では飲食の乱れや食欲など、食に関わる事が嗜睡の原因になります。
続く・・・
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