東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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頭痛とは⑥

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「頭痛」のお話の続きで、「血瘀と痰濁上蒙の頭痛」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
 
 
いずれも実証に属しますが、病因病理は異なります。
 
 
 
血瘀の頭痛は、慢性的な疼痛による「久痛入絡」で血滞不行となり生じることが多いです。
 
 
 
『霊枢・厥病篇』に「頭痛み腧を取るべからざるは、撃堕する所ありて、悪血内に在るなり」と記載されているとおり、打撲や転落などの外傷によるものも、これに分類されます。
 
 
 
 
弁証のポイントは、刺すような固定性の頭痛、舌の瘀点を呈するか否かです。
 
 
 
治法は、活血化瘀・通絡を用います。
 
 
 
痰濁上蒙の頭痛は、ふだんから飲食が乱れて不摂生が続いており、脾胃の運化失調により生じた痰濁が清竅を上蒙して発生します。
 
 
 
弁証のポイントは、頭が重く痛み、目眩を伴い、胸や腹の膨満感や苦悶感、水様物の嘔吐、舌苔膩といった痰濁の症候を呈することです。
 
 
 
『証治匯補・頭痛』にも「痰によりて痛むものは、昏重して眩暈し吐せんと欲す」というように記載されています。
 
 
 
治法は、化痰がメインとなります。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

痰飲病機⑮

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

「飲」はさらさらとした水様の病理産物で、津液が拡散されず、蓄積・停滞することにより、形成されます。

 

 

 

飲の発生する主な原因として、寒湿の邪を外感することと、水飲の内傷が挙げられます。

 

 

 

「寒湿の邪を外感」とは、例えば、湿潤した気候の地域に住む、引っ越し先が川や池の脇だった、河や池に落ちた、河や海、池と直接関りのある仕事している、発汗後風にあたるなど、簡単にいうと湿度の高い環境で生活していたり仕事をしていたりなど、発症前に外から湿邪が侵入する条件にいたということを示します。

 

 

 

寒湿邪を受けることにより、肺衛の陽気が損傷されるので、水は津に化成せず、集まって「飲」になります。

 

 

 

また、「水飲の内傷」は、暑い時期に冷たい飲み物を多飲したりすることにより、脾腎の陽気が損傷され、脾の運化機能低下を招き、腎の陽気を低下させ、蒸騰機能低下を招きます。

 

 

 

その為、小便がうまく排泄されず、水液が停滞蓄積することにより、「飲」が形成されます。

 

 

 

「飲」は、脾胃(胃腸)が、飲食物の消化吸収と運搬がうまくいかず発生するため、主に胃腸に停滞し、そこから、胸脇、四肢、皮膚へと溢れ出していきます。

 

 

 

簡単にまとめます。

 

 

 

「痰」は粘稠で、五臓の失調により発生し、気に促され昇降し、あらゆる場所に入り込みます。

 

 

 

「飲」は、サラサラしており、胃腸に蓄積します。

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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