東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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腰痛とは⑥

 

 

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こんばんは!吉澤です。
 
 
 
 
前回の内容はこちら!!!
 
 
 
 
 
本日は、経絡経筋病の腰痛、4つ目のD足陽明胃経をご説明いたします。
 
 
 
 
 
足陽明胃経は、主に身体の前面を支配する経絡になります。
 
 
 
 
 
胃経の腰痛は、飲食不節(暴飲暴食や食事の偏り等)が大いに関係するという特徴があります。
 
 
 
 
 
飲食不節を繰り返している中、後屈時に患側腰部に重い痛みを感じるようになり、慢性化していることが多くみられます。
 
 
 
 
 
飲酒飲食をしている最中、あるいは飲食後より、脊中(脾兪・ 胃兪)あたりに違和感や鈍痛を伴うようになります。
 
 
 
 
 
さらに専門的に着目するポイントは以下の3つになります。
 
 
 
衝陽穴の左右差が大きく患側に顕著な圧痛。
 
・足の井穴では、第 2,3,4指の左右差が大きくなる(患側の内庭厲兌に圧痛)
 
・腰部以下の督脈では十七椎下 ・鳩妃に顕著な圧痛。
 
 
 

以上がD足陽明胃経の腰痛の特徴となります。

 

 

 

来週は、臓腑病としての腰痛の分類を説明をさせていただきます!(^^)!

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

今回は、気虚の一因である、「先天の精不足か後天の精の失養」について書いていこうと思います。

 

 

先天の精とは簡単に言うと、両親から譲りうけた、もって生まれた生命力みたいなもので、後天の精によって補充されていきます。

 

 

後天の精は、飲食物など胃腸で消化した際に、水穀の精微が生成され、それが、後天の精栄養源となり、補充されます。

 

 

なにかしらの原因で食事量が減少し、後天の精の生成が低下し、先天の精を充分に補充できなくなる可能性があります。

 

 

人間は生まれて、成長し衰え、亡くなるという、人生を送るわけですが、これは、腎精が成長と共に盛んになり、衰えと共に衰退していく形とも取れます。

 

 

加齢により腎精が衰えることにより、先天の精が減少していくことになります。

 

 

また、生まれつきこの先天の精が少ない方もいます。

 

 

その為、しっかりと栄養がとれていなかったり、胃腸の働きが悪かったり、先天的に先天の精が不足していたりなど、加齢など複数の原因により、腎精が減少していき、気虚を形成していく可能性があります。

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

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