東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節湯㉑

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回のお話はコチラ

 

 

 

「本草綱目」では、あらゆる食物の人体に対する良さを上、中、下の三つのランクに分けています。

 

 

 

蜜柑は「上品」の食物とされ、果肉には様々な効能があると記載され、また、その皮に、筋、葉、種にもそれぞれ効能があると記載もあります。

 

 

 

蜜柑の皮の白い部分を取り除き、日干ししたものを拮紅(キッコウ)といいます。

 

 

 

これも漢方薬として使用されており、主に寒い邪気を発散して体を温める、大量の痰を伴った咳を収める作用があります。

 

 

 

続いて、未熟な蜜柑の皮を、青皮(セイヒ)といいます。

 

 

 

こちらも漢方薬として使用されており、気の巡りを良くし余分な水分を取り除く作用があります。

 

 

 

さらに、蜜柑の種を桔核(キッカク)といいます。

 

 

 

漢方薬ではありませんが、気の巡りを良くし、痛みの原因となっている気の停滞を取り除く作用があります。

 

 

 

どんどんいきます。

 

 

 

皮と果肉の間にある白い筋膜を桔絡(キツラク)といい、胃腸の働きを良くし、余分な水分を取り除く作用があります。

 

 

 

最後に、蜜柑の木の葉を桔葉(キツヨウ)といい、主に気の巡りを良くする作用があります。

 

 

 

蜜柑はすごいですね。

 

 

 

こんなに色々と効能があるなんて驚きですね。

 

 

 

蜜柑を食べるとき、桔絡をわざわざ外して食べている人がいますが、効能を考えると一緒に食べたほうが良さそうですね。

 

 

 

どちらにせよ、食べ過ぎは良くないので、注意してください。

 

 

 

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こんばんは坂口です。

 

 

 

 前回の続き

 

 

 

今回はカルダモンについて

 

 

 

カルダモンはユーカリやレモンのような爽やかな香りがする為、スパイスの女王、香りの王様などと呼ばれるそうです。

 

 

 

味はピリッとした辛みとほろ苦さが特徴です。

 

 

 

古代エジプトでは香りの良さから神殿で祈祷をする際、お香として使用していたそうです。

 

 

 

カルダモンはカレーのメインのスパイスの一つなのでカレーはもちろんの事、

 

 

 

肉料理の匂い消しやチャイの香り付け、など様々な料理に用いられております。

 

 

 

中近東ではカルダモンの精油や種子の粉末をコーヒーに入れて香りを楽しむそうです。

 

 

 

カルダモンの草はショウガに似ているそうで2~3メートルの長さまで成長します。

 

 

 

そして実がつくまでには何と4年以上かかるといわれ、

 

 

 

育てるのに手間がかかる為にスパイスの中でも高価なものになります。

 

 

 

カルダモンの和名は小荳蒄(ショウズク)といい、白豆蒄(ビャクズク)の代用品として日本に伝わりました。

 

 

 

小荳蒄は芳香健胃薬として胃腸薬の原料となり、駆風作用もあります。

 

 

 

白豆蒄はカルダモンと同じショウガ科の仲間で円形カルダモンとも呼ばれ、

 

 

 

効能として健胃、制吐、腸の蠕動運動促進、駆風作用を持ちます。

 

 

 

 カレーに含まれるスパイスを書いていきましたがほとんどのものが胃腸の働きを良くするみたいです。

 

 

 

美味しく食べられる胃薬みたいですね。

 

 

 

胃腸に良くても食べ過ぎは胃腸に負担をかけますのでお気を付けください笑

 

 

 

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