東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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息切れがする②

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は前回の続きで、「少気」について、お話ししていきたいと思います。

 

前回のお話はこちら

 

 

 

少気は、短気と同じ「息切れ」というカテゴリーでありながら、

 

 

 

呼吸が短く静かな呼吸をして、「ハァハァ」大きな音が出ない特徴があり、虚証でみられる特徴があります。

 

 

 

この場合、息をしても吸い足りない感覚があります。

 

 

 

そして、少気の弁証分類は、主に5つあります。

 

 

 

1.肺気虚

 

 

 

肺気が虚すことで、息切れが引き起こされます。

 

 

 

気虚の程度によっても変化しますが、入浴や運動などの肉体的負荷が掛かると、息切れが増悪する特徴があります。

 

 

 

その他にも声に力が無かったり、呼吸が弱かったり、風邪を引きやすいといった症状がみられます。

 

 

 

2.心気虚

 

 

 

虚弱体質、久病、思慮過度、心労により、心気が不足すると、心気の機能を保つために肺気が補助しようと活発になり、息切れが起こります。

 

 

 

その他に、心悸、眠りが浅い、中途覚醒といった不眠の症状がみられます。

 

 

 

3.脾気虚

 

 

 

虚弱体質、久病などで脾気が虚し、運化が低下すると、水穀の精微を化生出来ないため、気の産生が不足すると息切れが引き起こされます。

 

 

 

この場合、息が切れて喋ることが億劫になり、空腹感なく、少食となります。

 

 

 

便は泥状で、倦怠感もみられるようになります。

 

 

 

4.腎不納気

 

 

 

肺気虚から進展して腎気虚が悪化すると、納気出来なくなります。

 

 

 

この場合の息切れは、身体を動かすことが増悪因子となります。

 

 

 

また、話すのが億劫となったり、腰や膝に力が入りにくくなったり、自汗がみられます。

 

 

 

5.熱傷気陰

 

 

 

この場合はパターンが2つあります。

 

 

 

1つ目のパターンは、外感熱病の後期の息切れです。

 

 

 

邪熱が肺胃に侵入し、気や津液を消耗した場合に引き起こされます。

 

 

 

この場合、倦怠無力感、るい痩、舌苔が薄く乾燥、口乾を随伴します。

 

 

 

2つ目のパターンは、暑邪によるものです。

 

 

 

「暑は気を食む」徒いわれる通り、暑邪によって気・津液をひどく消耗した場合に、息切れがみられます。

 

 

 

この場合、倦怠感、身熱、多汗、口渇多冷飲がみられます。

 

 

 

少気についてのお話は以上になります。

 

 

 

次回は「眩暈」についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

そろそろ世の中はゴールデンウィークに突入です。

 

 

 

今年もコロナウィルスの影響で、なかなか外出はできないと思いますが、皆さんでステイホームしていきましょう。

 

 

 

ステイホームって最近聞きませんが、古いんですかね汗

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

⑥気温との関連性

 

 

 

一年を通して、急に気温が上昇する時があり、そのタイミングで体調に変化が起きる方もいらっしゃると思います。

 

 

 

基本的に、気温上昇は「風邪」との関連性が強いと考えられています。

 

 

 

逆に、冬に気温が低く、風が強い気象は、「風寒」ではなく、「寒邪」の関与が強いと考えます。

 

 

 

例えば、気温が急に上昇した日に、肝病の症状が強くるなど、体調に変化を起こす方も多いと思います。

 

 

 

春先などは、気温の乱高下が多いですね。

 

 

 

また、日中、急に気温が上昇する事により、腠理が開いてしまい、夕方から急な気温の低下により、風寒邪が体に入りやすい状態になってしまうため、風邪を引きやすくなるといったケースも多いとは思います。

 

 

 

六淫の外邪の関与を疑う時、急に症状が発症しているのか、悪化したのかという事が、まずポイントになってくるのではないのかと思います。

 

 

 

他邪を兼ねやすいので、風邪とどの外邪が関与しているのか?もともと体質的に、肝病をもっていないか?悪化した時の気温や季節はどうだったのか?などなど、問診で経過を確認することが重要になってくると思います。

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

 

 

 

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