東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪⑯

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

関東では昨日、梅雨入りしました。

昨日の午前中はかなり雨が降りましたね。今日はカラッと晴れて気持ちが良いです。

 

 

 

 

さて、今回も前回に引き続き、合病についてです。

前回記事はこちらを参照ください。

 

 

 

 

これまで二邪同時に感受した場合を見て参りましたが、今回は三邪を感受した場合についてです。

 

 

 

 

 

三陽の合病についてです。

 

 

 

 

 

太陽、陽明、少陽の三陽経が同時に邪を感受し、発病することです。

 

 

 

 

太陽、陽明、少陽の3つが一緒に合わさり、一つの病態がつくられます。

症状から、太陽、陽明、少陽のどれがメインであるかを明らかにして治療します。

 

 

 

 

傷寒論219条の条文には陽明病の症状がメインの場合に関する記載があります。

 

 

 

 

症状は、腹満、便秘、譫語、遺尿、身重などです。

 

 

 

 

治療は、清熱を目的に白虎湯を用います。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今週は暑い日が続きましたね。いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

それでは今回も引き続き、合病と併病についてです。

前回記事はこちらです。

 

 

 

・陽明と少陽の合病について

陽明と少陽の二経が同時に邪を受けて、同時に発病したものです。

 

 

 

症状は、陽明裏実証と少陽半表半裏証の症状が現れます。

 

 

 

・陽明裏実証の主な症状

腹満、腹痛、拒按、下痢、手足の発汗

 

 

 

・少陽半表半表証の主な症状

悪心、心下部〜胸脇部の膨満感

 

 

 

陽明に偏っていることが多いため、治法は下法で、排便させ体内の積滞、結を除去します。

承気湯類(大承気湯、小承気湯、調胃承気湯)を用い瀉下します。

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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