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こんばんは。齋藤です
前回の続きです
前回の話はコチラ。
前回までは、気鬱と気鬱に関する臟の話を簡単に書かせて頂きました。
今回からは、気滞について書いていきたいと思います。
気滞とは、その名の通り、気が滞ると書くので、気の循環障害です。
以前まで書いておりました、気鬱よりも障害の程度が進んだもので、気鬱の悪化により発生します。
原因は、情志の乱れや、食生活の乱れ、外邪の感受、捻挫や労働など様々あります。
東洋医学では外邪とは、風邪、寒邪、湿邪、暑邪などを指しておりまして、それらの邪が、外から入ってくることにより停滞を起こしてしまい、気鬱から気滞へと悪化していきます。
以前も書いた通り、気は体の中で常に循環しており、スムーズに流れていることが、重要になってきます。
そのため、何かしらの原因で循環に支障をきたすと、気鬱が発生し、悪化すると気滞になってしまうという流れです。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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こんばんは、永井です。
少しずつ涼しくなり秋めいてきましたね。
今回は、風の病証についてです。
風の病証には外風と内風があります。
外風は風邪の外感による病変で、内風は主に肝のそせつ失調により、体内から発生する風動の症候です。
①外感風邪
風邪外襲による表証、兼挾する邪の違いで症候が異なり、風寒、風熱、風湿に分けられます。
②風寒表証
寒邪の凝斂による束表と経気阻滞が主体です。
悪寒または悪風、発熱、頭痛、身体痛、無汗またはら熱邪による肺衛、肺経よ阻渇が主体です。
発熱、微悪風寒、咽痛、咽の発作赤腫脹、咳嗽、口乾、舌尖:紅、脈:数
③風湿表証
膩滞の湿邪による衛気の阻渇が主体です。
頭重、締め付けられるような頭痛、無汗、悪風、微熱、肢体が重怠く痛む、舌:白膩苔、脈:浮
次回へ続きます。
参考文献
『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所
『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰
『中医弁証論』 編著 柯 雪 帆
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