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こんばんは、森岡です(^_^)
以前、熱についてのお話をしました。
動物治療から考察する「臭い」と「熱」
マイコプラズマ肺炎急増(その1~8)
この熱ですが、全てが悪い訳ではなく、ある程度の熱は体にとって必要です。
体を温め、護り、五臓六腑の活動を円滑にします。
しかし、これが過剰になると体にとって有害な「邪」となり、様々な悪影響を与えるようになります。
有害な邪となったものを「熱邪」とか「火邪(かじゃ)」と呼びます。
現代人は、この「熱邪」・「火邪」による病気が非常に多いです。
では、この二つの邪はどのようにして発生するのでしょう?
原因は大まかに分けて、以下のものがあると考えられます。
1.ストレスや感情の起伏などによる精神的疲労
2.暴飲暴食
(特に味の濃いもの・甘いもの・脂っぽいもの・辛いもの・酒など)
3.睡眠不足やオーバーワークなどによる肉体的疲労
4.ある種の風邪
5.季節・天候(暑さや乾燥など)
ストレス社会、食生活の欧米化、過労、環境破壊による異常気象etcetc・・・
現代に「熱邪」による病気が増えるのは必然的であると思います。
また、これらがいくつか絡み合うことによって、更に「熱邪」を発生させやすくなります。
そして、「熱邪」によって引き起こされた症状を、
「熱証(ねつしょう)」
と言い、特徴的な症状を呈します。
次回に続く。
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こんばんは、松木です。
続きを書いていきます。
インフルエンザの季節(その1)
インフルエンザの季節(その2)
インフルエンザの季節(その3)
インフルエンザの季節(その4)
前回、風邪やインフルエンザを、東洋医学では基本にどのように考えるかについて書きました。
そして、普通の風邪とインフルエンザの何が違いは、
インフルエンザは症状が激しく、進行が急激であるということが挙げられると書きました。
これを東洋医学的にどのように考えるかと言いますと、
東洋医学において、病の進行には「一定の法則」があると考えています。
例えば、風邪をひいたとき、最初はゾクゾク悪寒がしていたのに、ある時から、熱っぽくなって悪寒はなくなる、なんてことがありますよね。
これは病気が、悪寒のステージから、熱っぽくなるステージに変化したと見ることが出来ます。
この、病気のステージの変化の仕方に法則がある、と東洋医学は考えています。
また、この法則というのは一つではありません。
専門的な用語で言いますと、前回書きましたインフルエンザの分類のうち
1、傷寒型のもの には「六経弁証」という考えを
2、温熱型のもの には「衛気営血弁証」という考えを
それぞれ使っていきます。
これらの法則を知っていることにより、患者さんを診た場合、
「今後どのような症状が起こる可能性があるか予測することができる」
ということになります。
そして、インフルエンザは一般の風邪に比べて症状が激しく、進行が急激であるというのが特徴として挙げられますので、
病気のステージの変化が急激である、ということが分かります。
そうすると、治療のスピード、治療のタイミングなどが一般の風邪と違ってくる、ということになります。
また、これらの法則を運用する場合に大切なのが、「患者さん個人の普段の体調」や「その時の気候の状態」などを考慮に入れるということです。
これらの考えを複合的に運用することで、その患者さん個人に合った医療が提供でき、より良いアドバイスをすることができるのです。
割と掻い摘んでの説明になりましたが、インフルエンザについてはこの辺りでお終いにしたいと思います。
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