東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節湯⑲

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回のお話はコチラ

 

 

 

あっという間に、11月も終了してしまいますね。

 

 

 

蜜柑湯の作り方を、ご紹介していきます。

 

 

 

1.旬の蜜柑を食べた後、果皮を陰干ししておきます。

 

 

 

2.蜜柑の皮を、ガーゼか木綿の袋に入れて、風呂に浸してあっという間に出来上がり。

 

 

 

蜜柑の皮ですが、1個や2個ではなく、10~20個位が望ましいようです。

 

 

 

そんなに蜜柑はたべられません!

 

 

 

乾かすのは面倒!

 

 

 

という方には、漢方薬局に行くと、「陳皮」という蜜柑の皮を乾燥させた漢方が販売されていますので、そちらをどうぞ。

 

 

 

古くから蜜柑湯に入ると「身体がよく温まり、風邪を引かない」と言われていますが、その秘密は果皮にあります。

 

 

 

果皮には、柑橘類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれています。

 

 

 

リモネンは血行促進作用があるので、蜜柑湯に入るといつまでも身体は温かく、湯冷めしません。

 

 

 

入浴することにより身体が温まり、蜜柑の香気でリラックス効果が得られ、寝つきもよくなります。

 

 

 

また果皮は、クエン酸やビタミンCも含んでいるので、美肌効果があります。

 

 

 

甘く爽やかな香りを楽しみながら、風邪も引きにくくなり、美しくなれるのですから、女性にはうれしい風呂です。

 

 

 

是非是非お試しください!

 

 

 

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こんばんは。大竹です。
 
 
 
前回、七十二侯の「霎時施(こさめときどきふる)」に関して書きました。
 
 
 
前回の記事はこちら
 
 
 
「霎時施(こさめときどきふる)」の次はというと、霜降の末侯「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」です。
 
 
 
楓蔦黄というように、楓 (かえで) や蔦の葉が色づく頃となり、某企業のCMでお馴染みの紅葉が徐々に見ごろを迎えます。
 
 
 
私も一度はあのCMの京都の綺麗な紅葉を見てみたいものです。
 
 
 
しかしなぜ、「もみじ」の漢字は「紅葉」ですが、楓との違いは?と疑問になったので調べてみました。
 
 
 
紅葉(モミジ)と楓(カエデ)はどちらもカエデ科カエデ属と同様で見た目もほぼ同じですが、切れ込みがふかいカエデを紅葉、あさいカエデを楓と分けているそうです。
 
 
 
楓(カエデ)の語源の由来は、その葉の形が蛙の手に似ているので、昔は「かへるて(蛙手)」と呼ばれていたことにあります。その後、平安時代中期ころに「かへで」と読まれるようになり、現在の「カエデ」の読み方に変わっていったそうです。
 
 
 
では紅葉はというと、秋に草木が黄色や赤色になるという意味の「もみつ」から来ております。
 
 
 
染め物を染める際に原料から色を揉みだす「揉み出づ」という動詞から「草木の葉が赤、または黄色くなる」という意味の「もみつ」が生まれました。
 
 
 
そこから平安時代ごろに「もみつ」の連用形「もみち」が濁音化して「もみぢ」が使われるようになったといわれています。
 
 
 
由来がわかると、「楓蔦黄」の風景が理解でき、尚更紅葉が見たくなってきましたね。
 
 
 
暦上ではもうすぐ立冬。
 
 
 
みなさま紅葉を見に行く時は暖かい格好で風邪をひかないようにお気をつけください。

 

 

 

 

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