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こんばんは!樫部です。
「朝起きたら首が痛いし、回らなくなっちゃって…」
こんな症状でお困りの方は、いらっしゃいませんでしょうか?
一般的には寝違いと言われ、東洋医学的には「落枕:らくちん」と呼ばれています。
首の軟部組織に急性の炎症が起きていたり、捻挫によって起こるとされていて、
枕の高さが適切でなかったり、外邪を感受したことが原因と考えられています。
しかし!
いつもと同じ枕を使って、いつもと同じような環境で寝ていたのに…ということが多いように、
実際には、物理的な要因だけでなく、内因や不内外因によっても頚部の気血津液の通りが阻害されると、落枕は起きてしまいます。
落枕の特徴は次の通りです。
・両側、片側の頚項が痛む
・首を動かすと疼痛が悪化する
・痛みが背中や肩に放散し、可動域制限を伴う
落枕が起きるメカニズムとしては、
頚項部に関わる、手足少陽経、手足太陽経などの経絡に左右差があり、
そこへ外邪が侵襲したり、気血に偏りが生じて経絡の気機不利を助長して発症してしまいます。
以上のことを踏まえて、問診する際は下記の3点がポイントとなってきます。
1.左右どちら側に起きやすいか
2.随伴する症状に風邪症状がないか
3.精神的因子との関連の有無
また、可能な範囲で実際に首を動かしてもらい、どの動きで痛みを誘発するのか確認することで、問題のある経絡を絞っていきます。
前屈は足陽明経、後屈は足太陽経、左右への回旋は手太陽経と手陽明経、側屈では足少陽経に問題がある可能性が高くなります。
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つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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こんばんは!樫部です。
本日は前回の頭痛のお話の続きをしていきたいと思います。
前回のお話 頭が痛いと言っても
本日は、頭痛にはどのような弁証分類があり、弁別のポイントがあるのかお話ししていきたいと思います。
まずは病因が、外感であるか、内傷であるかを弁別する為に、
急激に発症したものか、徐々に発症したものかを確認し、発症状況を詳しく問診して、弁証していきます。
まず、項背部に放散したり、締め付けられるような感覚を伴う頭痛で、冷たい風邪により悪化するという場合です。
これは、寒邪によって、頭部に気血が停滞して発症する、1.風寒が考えられます。
張って痛むような頭痛で、温めることで悪化する場合は、
熱(火)邪には炎上する性質があり、気血が頭部に逆乱して起こる、2.風熱が考えられます。
頭が締め付けられるように重く痛み、曇りや雨天時に悪化する場合は、
湿により清陽が頭部に到達するのを阻害されてしまって起こる、3.風湿が考えられます。
以上、3項目は外感によるものですが、発症時にどのような環境下で過ごしていたかと痛みの性質を詳しく確認することで、弁証の参考となります。
では、内傷で起こる頭痛にはどのようなものがあるかといいますと、大まかに分けて5つの分類があります。
眩暈を伴い、両側頭部あるいは側頭から頭頂へ放散する頭痛がある場合は、
肝腎陰虚で肝陽が上亢し、頭部に影響すると起こっている、1.肝腎陰虚が考えられます。
頭痛に伴い、頭がぼんやりしたり、重だるさや悪心、嘔吐がある場合は、
痰濁が頭部に影響し、清陽がうまく頭部に到達しないと引き起こされ、2.痰濁による可能性があります。
瘀血所見である、固定性の刺痛、鋭い痛みがある、または外傷歴がある場合、
3.瘀血による頭痛が疑われます。
外傷や長患いにより脈絡が阻滞すると引き起こされます。
頭が空虚な感じがしている場合、髄海が空虚であることを示しており、4.腎虚が疑われます。
頭がふらつき、しくしく痛む頭痛は、5.気血両虚の可能性があります。
気虚のために清陽が頭部に昇らず、血虚によって頭部を栄養出来ていないことで引き起こされます。
頭痛といっても痛み方、部位、随伴症状は様々あります。
「頭が痛いんです」と目の前の患者さんが訴えたときに、
・きっかけ
・どういう時、状況で痛むか
・どの部位が痛むか
・どのように痛むか
・どんな症状が一緒に出ているか
これまで挙げてきたポイントと照らし合わせてながら確認していくことで、弁証を分類していくことが可能となります。
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【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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