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こんばんは 謝敷です^^
今日はひな祭りですね!
三寒四温とはまさにこのこと…と思える日々。
所々に見える梅や早咲きの桜、くしゃみの回数から、春が近づいていることが分かりますね!笑
私は、小学校の頃から花粉症で、その頃は花粉症の人は今ほど多くありませんでしたが、
着実に仲間が増えている、という感じがしています。
先週の日曜日は、順天堂大学の医学部の学生さんが運営する東洋医学研究会という部活で、
第5回特別公開シンポジウムが開催され、
漢方・鍼灸・アーユルヴェーダによる花粉症対策について講演がありました!
そこで、こちらでもアレルギー性鼻炎に対する鍼灸のエビデンスを見ていきたいと思います!
そもそもアレルギー性鼻炎とは、
「鼻粘膜のI型アレルギー性疾患で、
原則的に発作性反復性のくしゃみ、鼻漏(水溶性)、鼻閉の3主徴とする」ものと定義されています。
(鼻アレルギー診断ガイドライン)
I型アレルギーとは、アレルギー反応を引き起こすもの(アレルゲン)が体内に入ると、
比較的に短時間に症状が現れることが特徴でIgE抗体という免疫物質が関与しています。
日本では1960年頃までは副鼻腔炎が高い有病率を示していたようですが、
1960年代後半からは、日本での居住環境の変化(新建材、西洋式家具、暖房等の保温保湿条件)により、
ダニによる通年性のアレルギー性鼻炎が増加していたようです。
そんな中、スギ花粉症の第1号症例は、1964年に21の症例集積として栃木県で報告されたようです。
戦後、全国の山林に広く植林されたスギは、60年代頃から手入れが疎かになったこと、
また、スギの花粉生産能力は30年以上の樹齢で高くなることから、
スギ花粉の飛散量は1995年を境にが有意に増加し、
地域によってその有病率は異なるものの、
1986年時点で10%だった東京都でのスギ花粉症の有病率は、
1996年では19.4%、2016年時点では45.6%と急増したようです。
アレルギー性鼻炎の治療法としては、
・患者とのコミュニケーション
・抗原除去と回避
・薬物療法
・アレルゲン免疫療法
・手術療法 等が挙げられ、
最近では市販でも有効なアレルギー性鼻炎薬が開発されています。
しかし、薬物治療は対処療法や発作予防に留まり、根治療法に至っていないのが現状のようです。
花粉症の治療法にも「患者とのコミュニケーション」は記載されているのですね…!
さて、鍼灸はアレルギー性鼻炎にも有効なのでしょうか!
次回はUpToDataの記事をご紹介します!
参考資料:
鼻アレルギー診断ガイドライン
http://www.jiaio.umin.jp/common/pdf/GL20030330.pdf
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こんばんは 謝敷です^^
前回まではCochranライブラリーにおける緊張型頭痛と片頭痛への鍼灸施術の評価を見て参りました。
今回は、UpToDateと日本における頭痛の診療ガイドラインにおける、
鍼灸治療に対する評価をご紹介します。
まずはUpToDateから…
緊張型頭痛に対する鍼灸効果については、予防治療の記事の中で、
頭痛頻度は減少できたものの、その効果量は小さく、エビデンスレベルも中程度、
偽鍼との比較においては、統計的な効果量が示されていなかったと記載されており、
予防効果は限定的ではあるものの、鍼治療はリスクの少ない治療であり、
服薬が不可能な方でも使用できる手段であると紹介しています。
反復性の片頭痛に対する鍼灸効果についても、予防治療の記事の中で
研究においてバラつきがあるものの、プラセボ薬よりは効果があり、
鍼治療も偽鍼共に、頭痛の頻度を下げる結果が報告されていること、
また、偽鍼や伝統医学的な鍼灸と現代医学的な鍼灸との間では
統計上の効果の差は見られなかったことを報告しています。
海外では、エビデンスが限定的であるけれども、無治療や服薬が困難な方には治療や予防の選択肢となる
というニュアンスの推奨度となっているのですね。
日本における頭痛の診療ガイドライン2021でも、
非薬物療法の一つとして
「薬物療法が禁忌などで使用できない場合や薬物療法と併用する場合などにおいて考慮すべき治療」
として紹介されており、
「メタアナリシスで有効が認められているが、よりいっそうの検討が必要である」
としてエビデンスの確実性Cと記載されています。
具体的には、慢性頭痛の予防的役割のほか、
非薬物療法としても有用な可能性があることが示されています。
また慢性頭痛に対しては多職種連携によるチーム医療(集学的治療)が
推奨(弱い推奨/エビデンスの確実性B)にて紹介されており、
埼玉国際頭痛センターでは、作業療法士や薬剤師とともに鍼灸師が携わっている例が紹介されています。
疾患の病態が複雑・多様になっている現代において、
多職種連携やチーム医療は必要不可欠であると思いますが、
東洋医学という異なる生理・解剖理論をもつ鍼灸師が、
現代医療の現場で、どのようにコミュニケーションをとり、
何を強みとし、どのように生かしていくかは課題であり、
鍼灸師としての真価が問われるように思います。
参考文献
・UpToDate Tension-type headache in adults: Preventive treatment
・UpToDate Preventive treatment of episodic migraine in adults
・頭痛の診療ガイドライン2021 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.04.18
体験は大事2025.04.17
ランドセル2025.04.16
問診について㉖2025.04.15
自汗(じかん)とは②2025.04.14
そろそろ穀雨2025.04.13
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード③2025.04.12
重曹2025.04.11
十人十色2025.04.10
はじめまして2025.04.09
問診について㉕2025.04.08
自汗(じかん)とは①2025.04.07
血の病⑧2025.04.06
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード②2025.04.05
春爛漫2025.04.04
2025年度始まる2025.04.03
頭汗(ずかん)とは2025.04.02
問診について㉔2025.04.01
心胸汗出(しんきょうかんしゅつ)とは2025.03.31
血の病⑦2025.03.30
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード①2025.03.29
花粉症の季節④2025.03.28
ほっと一息2025.03.27
手足汗出(しゅそくかんしゅつ)とは②2025.03.26
問診について㉓2025.03.25
手足汗出(しゅそくかんしゅつ)とは①2025.03.24
桜の開花と時の流れ2025.03.23
1時間の論文探しの末の…2025.03.22
春分2025.03.21
感動する2025.03.20
腋汗(えきかん)とは2025.03.19
5年ぶり!!東京の3月に雪舞う2025.03.18
頭鳴(ずめい)とは③2025.03.17
そろそろ春分2025.03.16
症例報告:鍼治療による腰椎椎間板ヘルニアの自然治癒⑤2025.03.15
花粉の季節③2025.03.14
卒業シーズン2025.03.13
頭鳴(ずめい)とは②2025.03.12
問診について㉒2025.03.11
頭鳴(ずめい)とは①2025.03.10
時代に少し追いつく2025.03.09
症例報告:鍼治療による腰椎椎間板ヘルニアの自然治癒④2025.03.08
花粉症の季節②2025.03.07
新しい科目2025.03.06
発黄(はつおう)とは⑤2025.03.05
問診について㉑2025.03.04
発黄(はつおう)とは④2025.03.03
足のサイズと息子の成長2025.03.02
症例報告:鍼治療による腰椎椎間板ヘルニアの自然治癒③2025.03.01
花粉症の季節2025.02.28
2024年度後期授業終了