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こんばんは、松木です。
続きを書いていこうと思います。
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2))
前回、「EBMが定める手順」があるということを書きました。
これは、エビデンスの基となる研究には、色々な種類があり、それごとに決まりがある、ということです。
そして、どの研究によって得られたエビデンスかによって、相対的に信頼度に差があるとされています。
この研究ごとの信頼度の順番というのは以下の通りです。
1、無作為化比較試験(RCT)およびそのメタ研究
2、コホート(追跡)研究
3、症例-対象(case-control)研究
4、症例集積
5、専門医の意見
上の方が信頼度が高いということになっています。
ご存知ない方は、読んだだけですと、どんな研究の事を指しているのかよく分からないと思いますが、これについてはまた説明します。
また、臨床的には、診断・予後・治療・予防・害・副作用など、研究の対象になるカテゴリーが、複数存在します。
研究したいカテゴリーに応じて、最適な研究方法を用いなくては、欲しい情報を手に入れにくくなります。
カテゴリーに応じた最適な研究はどれか、というのを知ることも大切なことになります。
そのためには、一つ一つの研究の違いを知る必要があります。
ということで、次回は上記の色々な研究の具体的な説明をしていきます。
つづく
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こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
大人も気持ちいい小児鍼(その1)
大人も気持ちいい小児鍼(その2)
大人も気持ちいい小児鍼(その3)
大人も気持ちいい小児鍼(その4) 参照
5回に渡り書いてきました「小児鍼」もここで一旦、区切ろうと思います。
最終回の今日は、お子様の周りの方々ができる、「かんむし」予防法です。
僕らが、お子様と接することができるのは、治療を行う、数十分~数時間です。
その他の時間の、ほぼ全てを、お子様は周りの方々と過ごすわけです。
ですから、この予防法を行うことで、治療効果はグッと上がると思います。
①早期発見・早期治療
当たり前のことですが、重要です。
特に「早期発見」するには、お子様に関心を持ち、こまめな観察が必要となります。
これがやはり、一番難しいのではないでしょうか。
今泣いているのは、何を意味しているんだろう?
急に、言う事きかなくなったのはなんでかな?
お子様の好きなもの、嫌いなもの。
怒られた時の反応。
色んなところに、お子様の異常は、暗号のように散りばめられています。
まずは、関心を持ってください。
②規則正しい、生活リズムを送らせる
これも、ごくごく当たり前のことです。
しかし、現代では共働きの方や、生活リズムの乱れている御両親が多いようです。
大人の都合に、ついつい、子供を付き合わせてしまったり、御両親が小さい時もそのような生活だったため、これが当たり前なんて方もいます。
お子様は、平気な顔をしているかもしれませんが、確実に体は堪えているはずです。
早寝早起きで食事の時間を守り、おやつや昼寝を適度に与え、おむつをしっかり換えてあげる。
こんなことでも、体はグッと良くなります。
③スキンシップをとる
皮膚は「第三の脳」なんて言われるくらい、様々な刺激に対して、敏感に反応する感覚器です。
ですから、幼い子には、毎日しっかり抱きしめ、顔を見て話しかけてあげて下さい。
用事が出来る年頃になったら、手伝わせ、「ほめて」あげて下さい。
「忙しいから後にして!」と言わずに、話を最後までしっかり聞いてあげてみて下さい。
④発散(運動)させる
子供は大人のように、自己をうまく表現できません。
自己表現の手段として「泣く」ことに、大きなウェイトを占めます。
ですから、大人のように、お酒を飲むことも、ドライブに行くことも、恋人と過ごすこともできません。
自分の欲求がうまく満たされなければ、ストレスが溜まります。
しかし、それをうまく発散させるすべもない。
となると、体は不調をきたします。
また、文明が発達したおかげで、現代っ子は外で遊ぶ機会が圧倒的に少なくなりました。
ですから、やはり発散の場が極端に少ないです。
子供は、なるべく外に出させ、できる限り発散させてください。
⑤愛情
最後にこれです。
①~④を行うには、時間も、体力も、気力も使います。
ですから、それが、苦にならないような「愛情」を持って、お子様に接してあげて下さい。
親の愛を、いい意味でも、悪い意味でも、子供は非常に敏感に感じ取ります。
たくさんの「愛」で、お子様を、すくすくのびやかに育ててあげて下さい。
上記の予防法は、どれも本当に基本的なことだと思います。
読んでいて、「そんなことわかってるよ」と、お思いの方もいると思います。
ですが、忙しい日々の中で、初めはできていた、当たり前のことが、少しずつできなくなってきます。
また、できていないことに、気付きにくくもなってきます。
「もう一度、子育てを見つめ直す。」
難しいですが、非常に重要だと思います。
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2013.09.12
2013.11.14
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