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こんばんは、松木です。
続きを書いていきます。
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その3)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その4)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その5)
「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その6)
本日は「コホート(追跡)研究」について書いていきたいと思います。
コホート(Cohort)とは、集団、グループなどの意味です。
コホート研究とは、共通事項がある特定の集団に、どのような変化が生じるか、一定期間観察する研究のことを言います。
これは未来に向かって観察していくため、「前向きの研究」と言われます。
これに対して、過去に向かって観察していく研究は、「後ろ向きの研究」と言われ、今後書いて行く予定の「症例-対象(ケースコントロール)研究」が該当します。
話をコホート研究に戻します。
例えば、飲酒と糖尿病の関係性について調べたいとします。
30代で飲酒の習慣のある人たちと、飲酒の習慣のない人たちを無造作に選びます。
この2つの集団を10年間調査して、糖尿病になった人がどれくらいいるかチェックします。
10年後、飲酒の習慣のある人たちの集団から何人糖尿病になった人が出たか、
飲酒の習慣のない人たちから何人の糖尿病になった人が出たか、
これらを比較します。
当然、飲酒をしていても糖尿病にならなかった人もいますし、
飲酒をしていなくて糖尿病にならなかった人もいます。
これらのデータから「相対危険度」が導き出されるのが、コホート研究の特徴です。
これについてはちょっとややこしいので、興味のある方は調べてみて下さい。
まとめますと、ある集団を未来へ向かって観察していくのが、コホート研究です。
コホート研究は追跡観察することで、起きる事の発生順序が分かったりと、メリットもたくさんありますが、
長期の観察ということによる時間的、経済的な問題があるのも特徴です。
まあ良く言われる飲酒と糖尿病の関係や、喫煙と肺ガンの関係などにこの研究方法が使われているわけです。
では次回は、「症例-対象(ケースコントロール)研究」について書いていきます。
つづく
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こんばんは、森岡です(^_^)
学校にいると、時々こういった会話を耳にすることがあります。
「どうやったら、鍼灸治療が上手くなるかな?」
これは、鍼灸師なら誰しもが思うことだと思います。
昔から現在まで、様々な病気を治し、実際に多くの患者さんを救われている諸先輩方は、多くいらっしゃいます。
ではどうやったらそうなれるのか?
僕も時々、後輩やクラスの友達に聞かれることがあります。
(まだまだ聞かれるほどのレベルじゃありませんが・・・苦笑)
僕の答えは一つです。
「まず鍼を打ってみてはいかがでしょうか?」
こういうことを聞いてくる方は、熱心に勉強されている方が多いように思います。
(たまに真逆の人もいるけど(笑))
高いお金を出して本を買い、勉強会に行き、著名な先生方の教えを吸収する。
素晴らしいことだと思います。
しかし、鍼灸は「実践医学」であり「経験医学」ですよ?
つまり、せっかくいいことをしているのに、それを活かして実際に鍼治療を行っている数が圧倒的に少ないのです。
頭でっかちになり過ぎている人が多いように思います。
僕も、以前はそうでした。
しかし、理論のみを入れていけばいくほど「なんだ、結局、五行とか陰陽って言い方次第では何とでも言えちゃうじゃん。それなら、どこ打っても同じ効果が得られるじゃん。」と思っていました。
しかし、これを以前、当院院長に言ったところ大激怒されました(苦笑)
(まだ当時は、別々のところで働いていました。)
「実践をやってない奴に言う資格はない!!東洋医学をバカにするな!!」と。
そこで、僕もハッとしました。
確かにやってもないのに言う資格はない。
毎日、一生懸命東洋医学と向き合っている人に失礼なことをした。
それからというもの、寝る間も惜しんで、どこか調子が悪いという人を片っ端から見つけて、時には夜中にその人の家まで行って、時には居酒屋で飲んでる最中に(笑)鍼を打ちまくりました。
そんなことを何年も続けていき、やっと最近になって、鍼の楽しさ、素晴らしさというものに気付け出せてきております。
「やらなきゃわからん!!」
これが、僕が実践を通して得た経験です。
皆さんも、悩む前に、まず鍼を持ち、鍼を打ってみて下さい。
答えは「鍼」が教えてくれます。
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