東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風の病証⑦

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

 

風の強い日も多く、どんどん寒くなってきますね。

 

 

 

 

 

さて今回は内風についてです。

 

 

 

 

 

内風とは、慢性疾患や熱病の経過で人体の機能に重篤な障害が生じたために発生する、意識障害、眩暈、四肢の痺れ、震え、運動麻痩などの風動の症状のことです。

 

 

 

 

 

 

内風が起こる原因は主に肝にあります。

 

 

 

 

 

病理は筋肉、眼、精神の異常で、肝は魂を内蔵し、精神活動と密接に関係しています。

 

 

 

 

 

 

よって、陰虚、血不足により、風陽が上昇し、筋脈の潤いが失われるからです。

 

 

 

 

 

また、陽熱が強すぎると肝経を焼き、内風を煽動します。

 

 

 

 

 

 

陽気不足のために筋脈のおんく作用失調により引き起こることもあります。

 

 

 

 

 

原因は大きく3つに分けられます。

 

 

 

 

 

①肝陽化風②熱極生風③陰虚風動

 

 

 

 

 

風邪による病変の弁証論治の注意点の一つとして、外風が内風か区別する必要があります。

 

 

 

 

 

外風には必ず感染など外来素因が認められ、症状は軽いことが多いです。

 

 

 

 

 

内風は陰虚、血虚、高熱が持続するなどの付随した症状がみられ、重篤なものが多いです。

 

 

 

 

 

風は(風邪をとりのぞく)するのに対し,内風は熄風(風の症候をしずめる)します。

 

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

 

 

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「心気陰両虚の胸痛」、「肺癰の胸痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは、心気陰両虚の胸痛についてです。
 
 
 
胸痛は、持続性で増減する鈍痛といった特徴を持ち、運動をすると症状が増悪します。
 
 
 
心気虚と同じく虚証であり、多夢、不眠、胸痛、動悸、息切れまたは呼吸促迫、自汗などの気虚の症候をともないます。
 
 
 
ただ、気陰両虚となると、心気と心陰がともに虚している為、気虚の症候に加えて、身熱、口乾、尿が濃い、舌質紅で乾燥、少苔、脈細数で無力といった陰虚の症候を呈します。
 
 
 
治法は、益気養陰を用います。
 
 
 
次に、肺癰の胸痛についてです。
 
 
 
熱毒の邪が肺に停滞して肉を腐乱し、肺癰(肺化膿症)を形成することで発生します。
 
 
 
この場合、胸痛とともに腥臭のある粘調な痰や膿血性の痰を喀出し、胸中の熱感、口乾、咽渇、舌質紅、脈滑数などの熱毒の症候を呈することが特徴となります。
 
 
 
治法は、清熱解毒・排膿を用います。
 
 
 
慢性化すると熱が陰を消耗する為、陰虚をともない、盗汗、潮熱、五心煩熱を呈する場合は、滋陰も治療方針に加えていきます。
 
 
 
熱傷血絡で喀血が多い場合は、血を失うことによる消耗を防ぐ為、止血を考慮した配穴を選択していきます。
 
 
 
以上のように、胸痛は虚証、実証、虚実挟雑とパターンが分かれます。
 
 
 
虚証は、心気虚、心陽虚、心気陰両虚によるもであり、心血瘀阻や痰濁は本虚標実です。
 
 
 
肺癰は実証ですが、慢性化すると虚実挟雑となります。
 
 
 
打撲、挫傷などによる瘀血の胸痛は実証であり、治法は活血化瘀を用いて処置を行います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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