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こんばんは 浅田です
先日、ある勉強会に参加した時、「フレイル」という言葉を初めて聞きました。
「フレイル」は、一般社団法人日本老年医学会が提唱した概念であり、臨床教育現場、医療、介護領域に於いても、未だほとんど認識されていないそうです。
そこで、今日はこの「フレイル」について解説します。
一般社団法人日本老年医学会は、「フレイル」について下記の様に述べています。
『フレイルとは、環境因子に対する脆弱性が高まった状態として認識されている老年症候群である。
高齢期に生理的予備能が低下することでストレス(外的刺激)に対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態。
筋力の低下により動作の俊敏性が失われて転倒しやすくなるような身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神的・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題を含む概念。
然るべき介入により再び健常な状態に戻るという可逆性が包含されているため、フレイルに陥った高齢者を早期に発見し、適切な介入をすることにより、生活機能の維持・向上を図ることができると考えられる。』
【フレイルの定義、診断評価】
①体重減少
6ヶ月で、2~3㎏以上の体重減少
(BMIが18.5未満の場合)
②筋力低下
握力:男性<26㎏、女性<18㎏
③疲労感
(ここ2週間)何もしていないのに疲れたような感じがする
④歩行速度
通常速度<1.0m/秒
⑤身体活動
定期的な運動習慣の有無
①~⑤項目の内、
3項目以上該当:フレイル
1~2項目該当:プレフレイル
0項目該当:健常
「フレイル」は限定的な症候を指すのではなく、加齢に伴った身体的・心理的機能低下の状態をいいます。
加齢による不可逆的な衰退ではなく、あくまで可逆的であり、改善の余地は大いにあるということがポイントです。
フレイルの早期発見、早期治療により、高齢者のQOLの向上を図ることができます。
診断基準や評価に関わる症候は、東洋医学的にみて、気虚としての共通点を持ちます。
これらの症候が、「加齢による変化」を根底に位置づけられているので、腎虚を背景とする生体機能の虚として考えられることができます。
本質的な治療をするとすれば、盛り立てるべき対象は腎気となります。
しかし、腎気を補っていれば、フレイルに該当しない健常な状態に近付くかと言ったらそうではありません。
フレイルは、目の前に現れている症候だけを対象としたものではない為、生活環境や経済面を含め社会的問題、いわば、ココロの問題も考慮して、治療、援助をしていかなくてはならないのです。
鍼灸師として介入するならば、如何に腎気を盛り立て、心神を安定させ、これらに関わる臓腑を動かせるかがポイントになってくると思います。
鍼灸師として毎日臨床をしていたら、フレイルになっている患者さん、フレイルになりそうな患者さんに出会うことは多いと思います。
患者さんが、急激な心身機能の衰退を迎えるのではなく、緩やかな衰退を辿っていけるよう鍼灸治療でサポートしていきます。
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こんばんは。二神です。(^0^)v
今週で10月も終わってしまいますね。
今年も残すところ3カ月。
しっかりと体調管理をして、充実した気持ちで年末年始が迎えられるように
今から準備していきましょう。
さて、食べるという行為は必ず誰もが必要なものですが、成長途中の子供にとっては
食事の状態はより重要になってきます。
ただ、毎日子育てを行う親としては、子供が食事を終えることが遅い事に
イライラしてしまうことは決して珍しくなく、このような事は
意外とよくあることだと思います。
私の息子もいつまでもダラダラと食べていることが多く、終いには食事で遊びだすので、
よく嫁が怒っているところを目にします。
嫁の姿を見ていても、このような悩みで苦悩している親の気持ちは痛いほどよくわかりますね。
私なら我慢はできますが、毎日、24時間一緒にいる嫁はそんなことを続けられたら
イライラしてしょうがないと思います。(笑)
洗濯もして、掃除もして、買い物も行き、ご飯も作るなど世の中のお母さんたちは
終わることのない仕事を毎日毎日繰り返し行っています。
あれもしたい。これも片付けてしまいたい。などと考えていても、どうしても子供の都合に
付き合わされてしまうので、計画通りにいかないのは日常茶飯事です。
そんな忙しい親にとっては、子供の食事が片付かないことは非常にストレスになるようです。
こんな時に子供に「早くしなさい。」などの言葉をかけても、
子供にとっては苦痛でしかなく、最悪、食事をするという行為自体が
苦痛になってしまい、余計に食べるのが遅くなることもあります。
子供が食べるのが遅くなる原因は、食べる環境や、子供の個性によって変わりますが、
簡単に考えられる原因としていくつか挙げると、
1、物理的にお腹が空いていない。急いで食べることができない。
2、環境が食べることに集中できない状況にある。
3、単純に子供には急いで食べようという意識がない。
などの理由があげられると思います。
1に関しては、当たり前の事ですが、お腹が空いていなければ単純に食事のスピードは落ちますし、
あまり食べようともしません。
また、成長途中である為、消化機能が大人に比べて不十分であり、体質的に
食が細くなったり、唾液が十分に分泌されないために食べ物を飲み込むことを
なかなかできず、結果として、食べるのが遅くなってしまうという事もあります。
工夫としては、食事の時刻を一定にし、子供に食事の時間という事をわかってもらい習慣化させる。
また、子供が食べられる量をだいたい把握しておき、その量と同等か、
少し少ないくらいの量を与えて完食させおかわりをさせます。
完食した時に褒めてあげることも重要です。
そうすることで子供の食べきったという自己肯定感を高め、食事は楽しい物、
自分にとっては得意なものとい意識を子供が持つことができます。
逆に食べきれず、残してしまうという事を習慣化させてしまうと、子供にとって食事とは
不得意なものという認識になってしまう為、積極的に食べなくなったり、
余計に食べるのが遅くなってしまいます。
また、甘いジュースは血糖値を上げてしまい、空腹感をなくしてしまう為、
食前のジュースは控えるようにした方がいいようです。
また、適度な運動をさせることにより、お腹を空かせた状態を作ることも非常に重要です。
このような事を理解して子供と接するのと、しないのでは大きな違いがあるように感じます。
長くなりそうなので次回に続く。
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