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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回のお話はコチラ。
酸味を食べ過ぎると肝の機能低下ではなく、なぜ、脾の機能低下を起こしてしまうのかという部分に関しては、五臓の相克関係で考えられています。
酸味は肝に入ると言われています。
その為、酸味を食べ過ぎることにより、肝気が強くなり相克関係にある、脾の気が抑えられてしまい、木克土という状態になり、脾の機能低下を起こしてしまいます。
五行の相克関係は、あくまで「互いにバランスをとっている状態」を説明する言葉で、「互いに制御する、互いに抑える」というニュアンスです。
ここでは、肝が強くなりすぎて、脾が肝を抑えることができなくなり、脾の機能低下を起こしてしまう事を説明しています。
その他の臓腑と五味に関しても同様の事が言えます。
ですので、最期に記載されていますが、食養生を行う事により、天から受けた寿命を全うできますよと記載されています。
何度も書いていますが、中庸が大事ってことですね。
続く。
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こんばんは!樫部です。
本日は非常に暑い日でしたね!
7月から気温の変化が非常に大きい状況ですが、皆さまは体調を崩されていませんでしょうか?
外出自粛や例年よりも長い梅雨によって、暑さ慣れをせずに8月の一番暑い時期に突入しています。
皆さま、室内いるからと油断せず、ご自愛ください(*´-`*)
本日は、以前のブログで取り上げさせていただきました、二宮尊徳の言葉に関連したお話です。
以前のブログはこちら!
ちなみに二宮尊徳の言葉は下記の通りです。
『今日の暮らしは昨日にあり
今日の丹誠は
明日の暮らしとなる』
本日は、この言葉に出てくる「丹誠」という語に注目いただきたいと思います。
「タンセイ」という言葉を耳にすると、思い浮かべられるのは、どちらかというと「丹精」という漢字表記ではないでしょうか?
そこをわざわざ「丹誠」という語が使われているのです。
「誠」か「精」かで意味は違ってくるのでしょうか?
広辞苑で調べてみたところ、
たん-せい【丹誠】
(古くはタンゼイとも)
まことのこころ。まごころ。丹心。赤誠。
今昔物語集25「願はくは八幡三所、我が―を照し給へ」。「―を込める」
たん-せい【丹精】
(古くはタンゼイとも)
まごころをこめて物事をすること。源平盛衰記27「各忠勤を抽んで殊に―を致す」。「―して育てた盆栽」「―を凝こらす」「―を尽くす」
どちらも名詞として使用でき、丹精は形容動詞としても使われるようです。
違いとしては…
丹誠は、「まごころ」そのものを表し、丹精は「まごころ」を込める動作を表すようですね。
「丹」には「丹念」という言葉に使われているように「まごころ」という意味合いがあるそうです。
「誠」という文字には、「偽りのない、ほんとうの」という意味があり、
「精」という文字には、「つとめ、はげむこと」という動きを表す意味があります。
これらが「丹」とくっつくことで、それぞれの違いが表現されているみたいですね。
それらを踏まえて、二宮尊徳の言葉を振り返りますと、
今日の嘘偽りの無い「まごころ」は、明日の暮らしに繋がっていくと解釈出来るのではないでしょうか。
【参考文献】
広辞苑 第七版 新村出編 岩波書店
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