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こんばんは。土元です。
前回の記事では体育の日がいつの間にかスポーツの日に改称されていたことに触れました。
前回の記事はこちらです。
それでは早速、スポーツと体育の違いについて調べてみましょう。
体育という言葉の語源を辿ると、明治期にさかのぼります。
イギリスの哲学者スペンサーの著した「スペンサーの教育論」では、教育を知育・徳育・体育の三つの要素にわけて分析しており、翻っていえば、体育というのは教育の一要素であったわけです。
この視点から申し上げますと、大人はあまり体育しません。教育の対象ではないと考えられていたからです。
スポーツ、という言葉の語源はラテン語の「deportare」デポルターレという単語にあるといわれています。
原義としては「運び去る・運搬する」といった意味の言葉です。
転じて「気晴らしする」という意味でも使われるようになり、スポーツの語源となりました。
つまり、スポーツは誰もがやってよい気晴らしのようなものである、ということですね。
体育の日がスポーツの日に改称された理由のひとつは、年齢に関係なく誰もがスポーツに親しんでほしいという狙いがあるように思われます。
他にも理由があるようにも考えられますが、今回はここまでとします。
【参考資料】
スポーツ庁公式ホームページ「スポーツ基本法」
文部科学省公式ホームページ「スポーツ基本法」
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こんばんは。土元です。
前回は梅雨という言葉の語源について調べてみました。
今回は我々日本人がどのように梅雨という季節と付き合ってきたかに思いをはせてみたいと思います。
何かとどんよりとして憂鬱な時期ですが、探せば前向きな言葉も見つかろうかと思うのです。
梅雨にまつわる俳句の季語たち。
【走り梅雨】入梅前の梅雨のまえぶれを思わせる雨模様。
【送り梅雨】梅雨が明けようとするときに降る大雨。
【返し梅雨】【戻り梅雨】一度梅雨が明けたように何日も暑い乾いた晴天が続いたあとに、再び梅雨のような天気に戻ること。
【梅雨晴れ】梅雨の季節が過ぎて空が晴れること。また、梅雨時にときどきからっと晴れること。
ここまで調べてわかったことは、昔の日本人たちも梅雨が明けるのを楽しみにしていた、という事実です。
梅雨の時期自体を楽しむような発想があったにせよ、本日の私はそれらにたどり着くことができませんでした。
古来、我々は梅雨が明けて本格的な夏になることを心待ちにしていたようです。
最後に、梅雨の時候を詠んだ一句を紹介いたします。
『梅雨雲の うぐひす鳴けり こゑひそか』 水原秋櫻子
梅雨空の中にも、美しいものを認める感性の余裕が感じられる一句ですね。
参考文献
広辞苑(第六版) 編:新村 出 (岩波書店)
改訂版 俳句月別歳時記 編:高橋悦男(博友社)
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