東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大便秘結(だいべんひけつ)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「大便秘結(だいべんひけつ)」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)とは、糞便が腸管内に停滞し、4〜7日排便がみられないことを指し、「便秘」と簡称されています。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)と「大便艱難(だいべんかんなん)」の共通点は、大便が出づらいことですが、概念が異なる為、違いをよく押さえておくことが大切です。
 
※艱(かん)…かたい、むずかしい、なやむ、くるしむの意。
 
 
 
大便艱難(だいべんかんなん)は、便がスムーズに出ないことを指し、一日おきに1回位の頻度の排便になることがあるものの、排便の周期は正常の範囲内である特徴を持ちます。
 
 
 
大便秘結(だいべんひけつ)は、前述した通り、数日間排便がみられないことをいいます。
 
 
 
『傷寒論』の中の「大便難」は、大便秘結を指しており、『素問・至真要大論』の「大便難」や金元時代の「湿秘」は、大便艱難を指しているというように、同じ言葉でも異なる意味を持つことがある為、注意が必要な症候です。
 
 
 
弁証分類型は主に5つあり、次の通りです。
 
 
1.胃腸実熱の大便秘結
 
2.肝脾気滞の大便秘結
 
3.脾肺気虚の大便秘結
 
4.脾腎陽虚の大便秘結
 
5.血虚陰虚の大便秘結
 
 
以上です。
 
 
 
弁証分類の詳細については、次回よりお話ししていきたいと思います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は気の気化作用に関して、書いていこうと思います。

 

 

 

気の気化作用とは簡単に説明すると、物質の転化作用になります。

 

 

 

気は無形であると考えられており、気が集まれば形を成し、発散拡散すれば形がなくなります。

 

 

 

精や気は形なきエネルギーとして考え、それが凝集すれば血や津液となります。

 

 

 

逆に血や津液の形あるものが、気化作用により、気や精といった無形のエネルギーに変化することもあります。

 

 

 

気血同源、精血同源などの言葉あるように、気は血に転化しますし、血は気に転化します。

 

 

 

こういった変化は、気・血・精・津液の相互転化であると考えられています。

 

 

 

それでは、腎の蒸騰気化とはどのような働きになるのでしょうか。

 

 

  

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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