東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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心を込めて花束を

 

 

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こんばんは。土元です。

 
 
 
空気も冴えて参りまして、いよいよ歳末が近付いてきている心地がします。
 
 
 
新年を迎える前に、お掃除をしなくてはと気もそぞろの今日この頃でございます。
 
 
 
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 
 
 
本日のテーマは花言葉です。
 
 
 
花言葉というのは、植物の花に、意味のある単語が結び付けられているものです。
 
 
 
私が初めてその存在を知ったのは、小学生の頃に読んだ「めぞん一刻」ではなかったかと記憶しております。
 
 
 
男女の間での心の伝え方として、お花にメッセージを込めるという手法に感嘆したのでした。
 
 
 
しかし、大人になってから思い返せば、不思議な点が色々とあります。
 
 
 
 植物というものは全世界に存在します。流通も盛んで、日本にも各国のお花が入ってきております。
 
 
 
花言葉というのはどこのどなたが、いつの時代に定めたものなのでしょうか。
 
 
 
また、品種の改良も意欲的に行われ、江戸時代の日本ではすでに朝顔の品評会などが定期的に開催されていたわけですから、植物には新しい品種も毎年のように増えていくのでしょう。
 
 
 
そういった新顔の花言葉は一体どうなっているのか。
 
 
 
花言葉が「空白」「未定」「審議中」のお花があったりする可能性もありますよね。 
 
 
 
と、いうことでちょっと調べてみました。
 
 
 
次回の記事はその結果の報告となる予定です。
 
 
 
 
 気持ちを込めた花束が、全く違う意味で捉えられてしまうと、困りますよね。
 
 
 
 

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先天性の異常がある

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は「先天性の異常がある」ことについて、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

先天性の異常といいますと、骨格、視力、聴力の異常など様々ですが、ここでは五遅と五軟について取り上げていきたいと思います。

 

 

 

これらは小児の生長発育不良を主とする症状とされています。

 

 

 

五遅は、3歳くらいまでに発病することが多く、生後6ヶ月から1年の幼児に最も多くみられます。

 

 

 

成長がみられるまでの年齢が遅い症状が主に5つあり、次の通りです。

 

 

①立遅…立つことができる年齢が遅い

 

②行遅…歩けるようになる年齢が遅い

 

③髪遅…髪が生える年齢が遅い

 

④歯遅…歯がなかなか生えてこない

 

⑤語遅…言葉を発する年齢が遅い

 

 

 

次に五軟についてです。

 

 

①頭項軟…泉門が閉じない。頚がすわらず、頭を持ち上げられない。

 

②口軟…口唇の力が弱く乳首に吸い付く力が弱かったり、咀嚼運動が弱い。常に涎を垂れ流している。

 

③手軟、④脚軟…手足に力が無くだらりとして、握力が無く、立って踏ん張ることができない。

 

⑤肌肉軟…身体全体の筋肉・肌肉が弛緩しており、行動全般に力が入っていない。

 

 

 

多くは、先天の稟賦不足(腎精不足)と、後天の濡養失調が絡んで発症する為、脾腎を補う治療をすることが一般的となっています。

 

 

 

五遅の弁証分類は、主に2つあり、どちらの病因も内傷に分類されています。

 

 

 

1.肝腎不足

 

 

 

立遅、行遅、歯遅には肝腎不足が関与しています。

 

 

 

通常、生後半年くらいで歯が生え始め、生後8ヶ月で座ったり起き上がったりでき、1歳ほどで歩けるようになります。

 

 

 

平均的な時期を過ぎても、歯が生えてくる、立ったり座ったり、歩いたりすることが明らかに遅いという症状がみられます。

 

 

 

ひどい場合は、4~5歳になっても歩けないこともあります。

 

 

 

普段から活動が少なく、すぐに疲れて横になりたがり、顔面の血色が悪く、疲れ顔という特徴がみられます。

 

 

 

2.心血不足

 

 

 

髪遅、語遅には心血不足が関与し、脾胃の失調あるいは、気血虚弱により起こります。

 

 

 

知力の発達が遅く、ぼーっとしている特徴があります。

 

 

 

通常1歳で物の名前を言うことができ、1歳半で簡単な単語を話し、3歳で数字を読むことが出来るといわれていますが、それらに明らかな遅れがみられます。

 

 

 

その他に髪遅、食欲不振、舌の色褪せ、虎口三関の指紋の色が淡いといった症状がみられます。

 

 

 

次に五軟の弁証分類についてです。

 

 

 

主に2つあり、どちらも内傷に分類されます。

 

 

 

1.脾腎両虚

 

 

 

頭項軟、手足軟、口軟、肌肉軟がみられ、口唇の色が白っぽく、虎口三関の指紋の色も淡いといった特徴がみられます。

 

 

 

2.気血両虚

 

 

 

肢体全体が軟弱で、四肢関節が柔軟で、力を加えられた方向に曲がる特徴があります。

 

 

 

口を開けっ放しにして、ボーッとしており、反応が鈍い特徴があり、舌を口から出したままの状態になることもあります。

 

 

 

顔面の血色が悪くて蒼白に近く、四肢の冷えがみられます。

 

 

 

食事量は少なく、食欲も旺盛ではありません。

 

 

 

口唇は色が白く、虎口三関の指紋の色も淡いといった特徴があります。

 

 

 

「先天性の異常」についてのお話は以上です。

 

 

 

次回は「精力の減退」について、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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