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こんばんは。齋藤です。
二月も中旬突入です。
二月は日数が少ないので、あっという間に終わってしまう感じがしますよね。
一日一日を大事にしていきたいと思います。
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
また、「卒」は「衣の襟(えり)を重ねて、結びとめた形」のことだ、という説もあります。
この場合の衣は、死者に纏わせる衣のことです。
死者の衣の襟もとを重ね合わせて結び、死者の霊が迷い出るのを防ぐのだそうです。
卒業という言葉があるように、「卒」という文字には、「終える」という意味もありますが、ここでの「終わり」は「死」を意味しています。
「死」の忌み言葉として「卒」を使っていた例もあります。
患者さんは、「卒」は人が亡くなった時に使用するのに、なぜに「卒寿」なのか?ということから、「卒寿」は嫌いとのことでした。
字の意味だけで考えると、人生を卒える(終える)年なのか?と考えてしまいますが、その後の白寿や百寿、茶寿、皇寿を考えると、文字遊びの意味合いが強いのかなと、思いますね。
ちなみに、「卒」という字には、「突然に、急なさま」という意味もあります。
ぎっくり腰の事を「卒腰痛」、突然倒れたりする発作性の病気を「卒中風」と言います。
一つの漢字を理解することにより、今までなんとなく使用している熟語なども理解が広がりますね。
東洋医学は漢字だらけなので、漢字の意味までしっかりと理解する事により、より深いところまで理解できる気がします。
皆さんもぜひ、普段何気なく使用している漢字を調べてみましょう!!
参考サイト
参考文献
『漢字源』 編:藤原保明 松本昭 竹田晃 加納喜光 (学研)
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こんばんは。齋藤です。
なかなか暖かくなりませんね。
二月に入って余計寒くなってきましたね。
そんな冷たい風が体に突き刺さる今日この頃、往診患者さんが、八十八歳を迎えられました。
八十八歳と言えば、米寿。
これは「米」の字を崩すと八十八と読めることから、由来しているのは、皆さんご存知の通りです。
その他にも、色々ありますね。
簡単にご紹介していきたいと思います。
六十歳の還暦、七十歳の古希、八十歳の傘寿「八十寿(やそじゅ)とも言う」、九十歳の卒寿、九十九歳の白寿、百歳の百寿、百八歳の茶寿、百十一歳の皇寿、百二十歳の大還暦、二百五十歳の天寿などがあります。
百歳以降はほぼ初耳なので、少し紹介したいと思います。
茶寿は「茶」の字を分解すると「十、十、八十八」となり、すべてを合わせて百八として茶寿と呼ばれる様です。
これは、言葉遊びのレベルを超えていますね。
皇寿は「皇」の字を分解すると「白(九十九歳)、一、十、一」となり、合わせて百十一となることから、こう呼ばれます。
まず、分解しようと思わないですよね。
さらに足し算までなさっておられる。(笑)
大還暦(だいかんれき)とは、還暦を二回迎えたということで、呼ばれています。
出会わないですね。汗
天寿(てんじゅ)とは寿命の意味もあり、「天寿を全うする」としてこの言葉が使われます。
もはや、亀仙人レベル。(笑)
思っていたより、色々ありますね。
誰が考えたのでしょうか。
ということで、今回触れなかった卒寿と「卒」の意味や、患者さんとのお話に関しては、長くなってしまったので、次回に書こうと思います。
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『漢字源』 編:藤原保明 松本昭 竹田晃 加納喜光 (学研)
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