東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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卒寿③

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

二月も中旬突入です。

 

 

二月は日数が少ないので、あっという間に終わってしまう感じがしますよね。

 

 

一日一日を大事にしていきたいと思います。

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

また、「卒」は「衣の襟(えり)を重ねて、結びとめた形」のことだ、という説もあります。

 

 

この場合の衣は、死者に纏わせる衣のことです。

 

 

死者の衣の襟もとを重ね合わせて結び、死者の霊が迷い出るのを防ぐのだそうです。

 

 

卒業という言葉があるように、「卒」という文字には、「終える」という意味もありますが、ここでの「終わり」は「死」を意味しています。

 

 

「死」の忌み言葉として「卒」を使っていた例もあります。

 

 

患者さんは、「卒」は人が亡くなった時に使用するのに、なぜに「卒寿」なのか?ということから、「卒寿」は嫌いとのことでした。

 

 

字の意味だけで考えると、人生を卒える(終える)年なのか?と考えてしまいますが、その後の白寿や百寿、茶寿、皇寿を考えると、文字遊びの意味合いが強いのかなと、思いますね。

 

 

ちなみに、「卒」という字には、「突然に、急なさま」という意味もあります。

 

 

ぎっくり腰の事を「卒腰痛」、突然倒れたりする発作性の病気を「卒中風」と言います。

 

 

一つの漢字を理解することにより、今までなんとなく使用している熟語なども理解が広がりますね。

 

 

東洋医学は漢字だらけなので、漢字の意味までしっかりと理解する事により、より深いところまで理解できる気がします。

 

 

皆さんもぜひ、普段何気なく使用している漢字を調べてみましょう!!

 

 

 

参考サイト

Kanji café

 

 

 

参考文献

『漢字源』 編:藤原保明 松本昭 竹田晃 加納喜光 (学研)

 
 
 
  
 

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卒寿

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

なかなか暖かくなりませんね。

 

 

二月に入って余計寒くなってきましたね。

 

 

そんな冷たい風が体に突き刺さる今日この頃、往診患者さんが、八十八歳を迎えられました。

 

 

八十八歳と言えば、米寿。

 

 

これは「米」の字を崩すと八十八と読めることから、由来しているのは、皆さんご存知の通りです。

 

 

その他にも、色々ありますね。

 

 

簡単にご紹介していきたいと思います。

 

 

六十歳の還暦、七十歳の古希、八十歳の傘寿「八十寿(やそじゅ)とも言う」、九十歳の卒寿、九十九歳の白寿、百歳の百寿、百八歳の茶寿、百十一歳の皇寿、百二十歳の大還暦、二百五十歳の天寿などがあります。

 

 

百歳以降はほぼ初耳なので、少し紹介したいと思います。

 

 

茶寿は「茶」の字を分解すると「十、十、八十八」となり、すべてを合わせて百八として茶寿と呼ばれる様です。

 

 

これは、言葉遊びのレベルを超えていますね。

 

 

皇寿は「皇」の字を分解すると「白(九十九歳)、一、十、一」となり、合わせて百十一となることから、こう呼ばれます。

 

 

まず、分解しようと思わないですよね。

 

 

さらに足し算までなさっておられる。(笑)

 

 

大還暦(だいかんれき)とは、還暦を二回迎えたということで、呼ばれています。

 

 

出会わないですね。汗

 

 

 

天寿(てんじゅ)とは寿命の意味もあり、「天寿を全うする」としてこの言葉が使われます。

 

 

 

もはや、亀仙人レベル。(笑)

 

 

 

思っていたより、色々ありますね。

 

 

 

誰が考えたのでしょうか。

 

 

 

ということで、今回触れなかった卒寿と「卒」の意味や、患者さんとのお話に関しては、長くなってしまったので、次回に書こうと思います。

 

 

 

参考サイト

THANKS BOUQET 

Kanji café

 

 

 

参考文献

『漢字源』 編:藤原保明 松本昭 竹田晃 加納喜光 (学研)

 
 
 
 
 
 

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