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こんばんは、松木です。
往診という業務上、高齢な患者さんと接する機会がたいへん多いです。
そのなかには、認知症、いわゆる「ぼけ」が進んでおられる方もいらっしゃいます。
そして、そのような方と会話をさせて頂くなかで、学ばせて頂くことが多々あります。
正に、患者さんは先生です。
心理学者の河合隼雄先生が、著書『「老いる」とはどういうことか』のなかで、恩師フレイ先生との思い出について、このようなことを述べられています。
以下引用させて頂きます。
二年ほど前、最後にお会いしたときは、残念ながらだいぶ「ぼけ」ておられた。ついさっき話をしたことを忘れて、また繰り返される。その程度が相当にひどいのである。
ところが、話が内的な深い話になってくると、それがまったくちがってくる。実に鋭く、的を射た言葉が出てくるので驚いてしまった。「ぼけ」などまったく感じさせないのである。
当時、フレイ先生に分析を受けていた人が、フレイ先生と話しあっているときに、先生がぼけたようなことを言われたりするときは、こちらの話題が浅いときで、深くなってゆくと先生は実に的確になられる。フレイ先生の応答によって、自分の話題の程度が測られる、と言われて、なるほどと思った。
老人の「ぼけ」という点について実に考えさせられることだと思った。(引用終わり)
認知症の患者さんと接しているとき、「人間力」が問われているのではないか、と思います。
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