東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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勉強会に行ってきました!!

こんばんは、森岡です(^_^)

再び一週間よろしくお願いします!!

本日は、朝から、当院院長も所属されている (社)北辰会 関東支部定例会に参加してきました。

というのも、当院院長は関東支部において、講師をされています。

そして今回、「神主(しんしゅ)学説」というテーマで講義をされるということだったので、楽しみにしておりました。

また、会の代表である藤本蓮風先生も、奈良から特別講演、「日本鍼灸を訪ねて」のために上京されると聞いて、またまた楽しみ!!

院長の講義、「神主学説」。

初学者にもわかりやすく、かつ、勉強が進んだ先生方には、更に上達を促すためのキーワードを随所に散りばめた、とても為になるお話となっていました。

この講義で感じたことは、院長も講義の結びとしていた、なにをもってしても

「基本が大事!!」

ということです。

「神主学説」とは、何やら聞きなれない言葉かもしれませんが、東洋医学の生理観をはずれた”特殊で、突拍子もない論”ではありません。

多少の特殊性はあるにしても、東洋医学の生理観に基いた非常に論理的な学説でした。

ですから、この学説を臨床で使おうと思ったら、東洋医学的な生理学を十分理解できていないと、ここぞという時に、効果を出すことはできないでしょう。

東洋医学は”医学”である訳ですから、その根幹にはキチッとした論理がある訳です。


だから数千年の歴史を経ても、伝わっているのです。

東洋医学は、訳分からん摩訶不思議なものではありません。

しっかりとした、根本哲学やロジックがあります。

これは、非常に重要だと思います。

そんなことを再認識させていただいた講義でありました。

藤本先生の講義も、先生の著書『弁釈鍼道秘訣集』から読み解く「日本鍼灸とは何ぞや」、という講義内容でした。

(『弁釈鍼道秘訣集』とは、御薗夢分斉が開発した”打鍼術”について記した書『鍼道秘訣集』に、藤本先生が解説を付けられた本です。)

これも、現在、日本鍼灸界が直面している、

”日本独自の鍼灸とは何か”

ということに鋭く切り込んでおられる、とても濃い講義内容で、非常に参考になりました。

そして、その後は藤本先生による公開臨床。

圧巻です。

細かい事は抜きにして、鍼をしている先生は、とても楽しそうにやられているなぁというのが印象的でした。

患者さんの体(いや、むしろ恋人とでもいうべきか)と手を介して会話しているようでした。

この真剣に楽しむ姿は、患者さんからすれば、安心感となるのではないでしょうか。

しかし、濃い一日でした。

そして、やっぱり鍼って楽しくって素晴らしいってことです!!

僕も、より多くの患者さんの笑顔をみれるために、日々勉強し、「恬澹虚無(てんたんきょむ)」の心でもって患者さんと接していきたいと思います。

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相撲と東洋医学(その5)

こんばんは、森岡です(^_^)

一週間よろしくお願いします!!

前回までのお話・・・

相撲と東洋医学(その1)

相撲と東洋医学(その2)

相撲と東洋医学(その3)

相撲と東洋医学(その4)

間が空いてしまいましたが、まとめです!!

漢字、相撲、易など、長々と「陰陽」について話して参りました。

結局、なぜ陰陽について書いていたかといいますと、「陰陽の理解」が重要だからです(笑)

当たり前のこと言うなって感じですよね・・・(苦笑)

しかし、鍼灸師にとって、この当たり前ともいえる「陰陽の理解」が、

僕も含め、なかなかできていない現状があるのではないかな、と思っております。

学校の同級生と話していても、陰陽の話をするとなぜか苦笑い・・・

そして、結局、「陰陽」って難しくて、訳分からないものだよね~ということになってしまいます。

この様な現状を目の当たりにすると、今後の伝統鍼灸医学ってどうなっていくのだろうと不安を覚えてしまいます。

「陰陽」ってよくわからないけれど、どうにかして理解しようとすることが、

この医学に対して、また鍼灸を生業にする人の真摯な態度だと思います。

ですから、僕も分からないなりに、

「陰陽」を、「分かろうという姿勢」

を、ブログを通して打ち出している訳です。

最初から分かる人は、ほとんどいないですから。

一般の方には、陰陽についての大まかなイメージを。

「陰陽」って難しいと思っている鍼灸師の方々には、

「陰陽」理解のための、何かしらのきっかけにでもして頂けたらなと思い、書いています。

そのようにしつつも、僕自身、「陰陽」について様々な角度から理解しようと努めています。

唐代の名医、孫思邈(そんしばく)先生が、彼の著書『備急千金方』において、こんな言葉を記しています。

「易を知らざれば太醫というにもって足らず」

つまり、

「易における陰陽について理解していない者は、名医とは言えませんよ」

ってことです。

陰陽については、今後も書いていこうと思います。

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