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こんばんは 浅田です
私が毎週往診治療をしている患者さんの中に90歳のご夫婦がいます。
この奥様がちょうど1年前、心筋梗塞で倒れ、一命は取り遂げたものの、それ以降体力や筋力の急激な低下により、寝たきり生活になってしまいました。
私は2月からその方の治療を担当しているのですが、当初は呼吸補助の為に、鼻に酸素吸入の管を付けていたり、尿意はあるが排尿する力がない為、尿道に管を付けており、声を出したり、舌を出したりするのがやっとの状態でした。
私達が週3回治療し、医師が週1回診察し、ご主人様が毎日24時間付きっ切りで看病しています。
そんな奥様の身体に先月から良い変化が出てきました。
食欲が出てきてせんべいをバリバリ食べ、大きな声で挨拶もしてくださるようになってきました。
その頃から酸素吸入の機械を使う必要がないと医師が判断し、今では自力で自然に呼吸をしています。
目もしっかり開けるようになり、脈も強く太く打てるようになってきた最近では、排尿する力もついてきて、尿道に繋がっている管も取れると医師からは言われているそうです。
弱りはて、尿を出す力もなかったのに、来月には管を取って自力で排尿ができそうです。
そんなご報告をご主人から頂き、
「先生の治療のお陰です」
と嬉しいお言葉を頂きました。
「私達の治療より、ご主人様が24時間365日付きっ切りで看病していることが、奥様の生命力に大きな影響を与え回復してるのですよ」
とご主人様に伝えてあげると、
「いつも看病のストレスで文句ばかり言ってるけど、頑張ってやってる甲斐があります」
と嬉しそうに仰っておりました。
ご主人様も93歳ですが、看病でまともに寝る時間も取れずストレスが溜まり、私に愚痴を言ってくることもあるのですが、毎日ずっと奥様の隣にいます。
少しでも奥様が元気になってくれれば良いというご主人様の愛情が届き、奥様の回復に繋がってるのだと思います。
私はこれからも、このご夫婦が元気に長生きできるよう、鍼灸治療で支えていきます。
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こんばんは、松田です☆〃
ここ何日かとても天気が良く、気持ちの良い日が続いていて、体を動かしたくなります。
今年に入ってから毎朝、ストレッチをしていますが、梅雨に入る前のこの時期は、体が動かしやすいですね。
(ちなみに、ストレッチを始める前はかなり体が固かったのですが、今では前屈で手のひらが床につくようになりました)
先日、1年生の授業のなかで、鍼の刺し方を実際に実技を見せながら説明していた際、説明した内容が分かっていないような表情していた学生さんがいたので、「今の説明で分かりましたか?」と聞いてみました。
すると、「言っている事は分かるんですけど、よく分かりません(理解できてません)。」と言われました。
分かるけど分からないという言葉に対して、こちらが理解できなかったので、目の前に座ってもらいさらにポイントを2回ずつ強調して伝えると、ようやく理解が出来たようでした。
その後、学生さんに自分の足に対して刺すように伝えると、その学生さんも実践では出来ていました。
ゆっくり何度も見せながらやってみると、理解して実践できたということは、最初の説明の時には、言われていることは分かるが、実際のイメージがついていないということだと理解できました。
何とも不思議な言い方をする学生さんだなと思いましたが、頭で分かっていても、想像が出来ず、実践できないということは誰でも普通にあることであり、想像する力や考える力は慣れが必要な事だと思います。
今年度から1年生の授業では、かなり細かく理解できているか確認するようにしています。
こちらも分かりやすく伝えるという義務があるので、しっかりと理解できるようにしていきたいと思います。
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