東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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弁釈鍼道秘訣集2

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こんばんは 浅田です

 

 

 

先週に続いて今日は、弁釈鍼道秘訣集の三章「心持之大事」で心に響いた言葉をご紹介します。

 

 

 

前回の記事

 

弁釈鍼道秘訣集

 

 

 

・臓腑経絡に基づいて治療するが、最終的に大切なのは直感である。

 

 

 

・理屈を越えて、なんとか治ってほしいと、それだけになる時、臓腑経絡を越えて直感が働く。

 

 

 

・なんとか治ってほしいと一念になった時、本来的自我が輝き出して直感が閃くことで、素問、霊枢どころかもっと素晴らしい治療ができる。

 

 

 

・素直でとらわれのない、力みのない気持ちで、純粋に治ってほしいという思いで患者に向かい治療することで、脈がどうとか、何分置鍼しようなどと意識せずとも、自ら適切な治療ができるようになる。

 

 

 

 

 

毎日勉強している多面的観察や臓腑経絡学ももちろん大切で、必要不可欠ですが、それ以前に、目の前の患者にどうしても治ってもらいたいという気持ちで治療することが、医療人として大事であり、大前提だということが伝わってきます。

 

 

 

 

目の前の患者の症状に同苦し、如何に患者に共感できるかで、その病が治るか治らないかが変わってくると思っています。

 

 

 

 

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挨拶をするという事

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こんばんは 戸倉です。

 

 

先日、朝方、仕事に向かう為、駅まで自転車で向かっていると、前から歩いてきた

 

 

中学生のグループに挨拶をされました。

 

 

眠さを我慢しながら、自転車で進んでいましたが、「おはようございます」と

 

 

笑顔で頭を下げられると嬉しいものです。

 

 

自転車に乗っていたのですれ違ってしまったのですが、すぐに自転車を止め、振り返り、

 

 

自分も「おはよう」と返しました。

 

 

挨拶とは不思議なもので、それだけで一気に目が覚めて、気持ちが切り替わり、

 

 

「今日も頑張ろう」という気持ちになりました。

 

 

「挨拶」というのは何となく難しい漢字だなと思っていましたが、2010年まで常用漢字ではなかったようですね。

 

 

意味を調べてみると

 

 

「挨」→おす、近づける、打つ

「拶」→迫る、近づく、狭まる

 

 

どちらも「近づく・迫る」というような意味があるようです。

 

 

本来は禅宗の「一挨一拶(いちあいいちさつ)」という言葉で、師匠が門下の弟子に対して、

 

 

悟りの深さを試すための問答からきているようです。

 

 

相手に近づき、興味を持ち、相手を知るというような意味なんだろうなと感じます。

 

 

実際、挨拶だけで、朝あった中学生の色々なことに興味を持ち、人となりを考えました。

 

 

元気だな、真面目そうだな、仲が良さそうなグループだな、部活かな、先生や親の指導、

 

 

躾がしっかりしているのかな、学校生活が楽しいのかな、などあれこれ想像が湧いてきたのです。

 

 

全く知らない子供たちでしたが、「笑顔で挨拶をする」だけで相手の印象に残り、

 

 

時に、私が一日の気合を入れなおすきっかけになった様に、人の気持ちを変える力があるのだなと再認識しました。

 

 

長くなりそうなので続きます。

 

 

次回は自分が挨拶によって助けられた経験を書きたいと思います。

 

 

 

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