東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問汗②

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

本日は、前回の続きで「腠理の開闔」について、お話していきたいと思います。

 

前回のお話はこちら

 

 

腠理の開闔(そうりのかいごう)とは、そもそも何のことでしょうか。

 

 

腠理は、皮膚のキメのことを指し、気血津液が流通するための門戸であり、外邪が内部に侵入するのを防ぐ機能をもちます。

 

 

もし、この腠理が軟弱で緻密でないと、外邪が人体に侵入してきて、各種疾患を発症します。(改訂版 中医基本用語辞典 東洋学術出版社)

 

 

開闔とは、開け閉めすることをいいます。

 

 

この腠理の開闔を調節しているのが、気の固摂作用であり、特に衛気が大きく関わります。

 

 

衛気は、脈外の気として、身体の一番表外部を周流して外邪から防衛して、皮毛を温煦しつつ、腠理の開闔を調節しています。

 

 

腠理を開け閉めする理由としては、体内の水(津液)と水(熱)との陰陽バランスを取るために汗として水を排出したり、逆に無汗となって熱が発散されないようにしたりするためです。

 

 

水湿邪などにより水が溢れた場合、その水湿邪を減らそうと身体が働き、発汗します。

 

 

また内熱がきつくなった場合は、津液が蒸されて汗となり、汗を排出する過程で熱を冷まそうとする働きでもあります。

 

 

局所的に気の固摂が低下して、津液が漏れ出てしまい、発汗することがあったり、

 

 

緊張や恐怖など精神的ストレスによって気が鬱して手掌や足底、顔面に気が瞬間的にめぐらなくなることで、津液が漏れ出て、発汗につながるとこがあります。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店

『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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瘀血②

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

そろそろ二月も終わりますね。

 

 

 

早く、温かくなって欲しいものです。

 

 

 

それでは、前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

まずは、瘀血の元である血の働きに関して、簡単ではありますが、書いていきます。

 

 

 

中医学でいう「血」は、皆さんが想像する血液と変わりなく、西洋医学の血液とほぼ同義です。

 

 

 

血はどのように生成されるのか、大きく分けて二つの過程があります。

 

 

 

一つ目は、『霊枢・営衛生会篇』に「ここ(中焦)に受くるところの気は、糟粕を泌し、津液を蒸し、その精微を化し、上り肺脈に注ぎ、すなわち化して血となし、もって生身に捧ぐ、これより貴きはなし、故に独り経隧を行うるを得る、命じて営気という」と記載されています。

 

 

 

飲食物が脾胃(消化器)の働きにより飲食物を消化し、水穀の精微を生成します。

 

 

 

水穀の精微により生成された営気によって、水穀の精微が血の流れる脈中に注がれ、肺によって上輸され、呼吸によって吸入された天空の清気と合するとともに、心の陽気(心火)の温煦作用によって、赤く変化し、血が生成されます。

 

 

 

ここに出てくる営気とはなんでしょうか。

 

 

 

営は営運と栄養の意味を持ちます。

 

 

 

『霊枢・営衛生会篇』に、「営は脈中にあり」と記載されています。

 

 

 

営は血液中の気を指し、切り離すことができない為、「営血」と併称されることが多いです。

 

 

 

血液中の営気を、脈管外を流れる衛気と相対させると、衛気は陽に属すので「衛陽」といい、営気は陰に属すので、「営陰」と称されます。

 

 

 

主な機能として、血液を作り出す機能と、全身を栄養する機能があります。

 

  

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 
 
 
 
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