東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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肉食について⑬

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

だいぶ涼しくなってきましたね。気温が急激に下がる日がありますので、体調管理には充分気を付けてください。

 

 

 

だいぶ期間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 

 

 

肉食について

肉食について②

肉食について③

肉食について④

肉食について⑤

肉食について⑥

肉食について⑦

肉食について⑧

肉食について⑨

肉食について⑩

肉食について⑪

肉食について⑫

 

 

 

今回は、馬肉の東洋医学的見解について、書いていきます。

 

 

 

馬は、五行で見たときに「金」にあたります。

 

 

 

馬肉の属性として、寒熱は涼(微寒)で作用は潤降、五味は辛苦です。

 

 

 

涼性の為、やや冷やす作用があります。

 

 

 

その為、体に余分な熱がある方は、温性のある牛肉より、馬肉の方がおすすめです。

 

 

 

ただ、小児は胃腸が冷えると成長、発育に不利なので、涼性の馬肉は控えめに。

 

 

 

五味は辛苦で、辛味は気の循りを活発にして、機能促進や発汗を促します。

 

 

 

苦味は、体に溜まっている余分な水分や熱を取ります。

 

 

 

作用は、潤で体を潤し、降で気が上りすぎない様に抑える作用や、気を降ろす作用があります。

 

 

 

馬肉は、牛肉と同じくらい消化しにくい食材です。

 

 

 

胃腸の弱い「気血両虚」や、体を温める機能が低下している「陽虚」の方、消化不良のある「食積痰湿」タイプの方は控えめに摂取してください。

 

 

 

馬肉を過食する機会なんてそうそうないと思いますが笑

 

 

 

馬は肉だけでなく、蹄や歯、馬宝(胃の結石)骨などあらゆる部分が、食材や漢方として使用されています。

 

 

 

馬の結石まで、薬にしていたなんて凄いですよね。

 

 

 

これまで、色々な肉の属性や、歴史などをご紹介してきました。

 

 

 

それぞれ性質が違い、なかなか気にしながら生活することは、非常に大変だと思います。

 

 

 

当たり前のことですが、片寄り過ぎず、バランスを取って食事をすることが、体に一番負担をかけることがないと思います。

 

 

 

食欲の秋、真最中ですが、食べ過ぎには注意しましょう!!!

 

 

 

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こんばんは 浅田です

 

 

 

先日、「西瓜(せいか)」について書きました。

 

 

 

「西瓜(せいか)」という生薬

 

 

 

「西瓜」に続き、今日は「南瓜(なんか、なんきん)」についてまとめてみました。

 

 

 

「南瓜」の原産地は中米ですが、江戸時代にカンボジアが原産地であると誤解されていたことから、「南瓜」を「カボチャ」と呼んでいるそうです。

 

 

 

性味は、甘、温、潤、降

 

 

 

帰経は、脾胃

 

 

 

効能は、健脾益気、消炎止痛(外用)

 

 

 

「南瓜」は甘温性ですので、温性の物を食べ過ぎると、舌が紅くなったり、顔面に痤瘡ができたり、熱が篭って起こる症状が現れるはずです。

 

 

 

しかし「南瓜」を過剰に食べ過ぎると、舌が白くなり、下痢や浮腫が生じます。

 

 

 

これは、甘温性より、潤いの性質の方が強く、余分な水分が溜まってしまうからです。

 

 

 

元々、湿痰が溜まっている人には注意が必要です。

 

 

 

また、「南瓜」の種子である「南瓜子」は、殺虫、駆虫の効能があり、条虫、回虫、住血吸虫に効果があると古くから言われています。

 

 

 

「南瓜」は冬至に食べると言われていますが、旬は夏から秋です。

 

 

 

是非この時期に食べてみて下さい。

 

 

 

 

参考文献

『中医臨床のための中薬学』

『東方栄養新書』

 

 

 

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