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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の記事はコチラ。
前回は西洋医学的にみた効能を書きましたが、今回は東洋医学的にみた効能を書いていきます。
生姜の薬性でいうと微温で、作用は昇・散で、五味は辛、帰経は肺・脾・胃です。
微温性のため温める作用があります。
そのため、胃腸の働きの弱い方や、温める力が低下している方に適しています。
また、昇・散の作用や辛味により、気を昇らせ巡らし、発散させる働きがあります。
それにより、寒気などがする風邪の引き始めに摂取することで、風邪症状を改善させる効果が期待できます。
風邪のひき始め際に服薬する漢方の桂枝湯や葛根湯などにも生姜が入っております。
ただ、風邪にも色々なタイプがありますので、服薬する際は専門機関に行き相談してください。
生姜は薬味として料理に使用されることが多いですよね。
特に、お寿司や刺身、ナスの煮物など、体を冷やしたり、気を降ろしたりする作用のある食材に対して添えられることが多いです。
生姜を添えることにより、食材の寒性を和らげる効果と、生ものに対する殺菌効果が得られるためです。
日常生活で何気なくなされていることが、実際は色々と意味が込められているのですねぇ。
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こんばんは、松田です☆”
先週の土曜日(10月26日)は、日本東方医学会の「次のステップをめざす中医学研修講座」に参加してきました。
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今回の講師の先生は、加島雅之先生でした。
加島先生とは今年の中医学会でもお会いしご挨拶させて頂きましたが、竹下院長から加島先生が講師を務める勉強会を紹介して頂いてから、何かとご縁があります。
今回の研修講座のテーマは「津液の失調の病態と治療の実際」でした。
気血津液の定義、気血津液の歴史的変遷、病証、実際の症例をもとに緻密な考えにより導き出された漢方処方の例などの講義でした。
先生の豊富な知識、そして多くの実践的な経験の中からの説明は、いつも面白く、私たちは鍼治療ですが、漢方薬で救急や重症の疾患もしっかり診たてて治療されるのは格好いいですね。
先生の講義は、勉強不足の私には知らないことの方が多く、何とか基礎知識を展開させて理解し落とし込んでいる感じで、非常に勉強になります。
終了後は、私も飲み会に参加させて頂き、貴重なお話を聞かせて頂きました。
来月もまた加島先生の講義を聴く機会がありますので、非常に楽しみにしています。
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