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こんばんは。齋藤です。
日中は暖かいのですが、日が落ちてくると一気に気温も落ちてきますので、風邪を引かない様に気を付けてください。
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は「意」と「志」について書いていこうと思います。
「意・智」は五行で考えた場合、脾・土に属し、「志・精」は五行で考えた場合、腎・水に属します。
広義の「意」と「志」とは、全て心が外部から受け取った後に行われる思惟活動を指します。
人々の客観的事物に対する認識の過程は、感覚から思惟までに完成します。
思惟とは、深く考える事、対象を分別する事を意味します。
認識の始めの段階は、外部からの情報を受け取るという、いわゆる感覚になり、臓腑では心が担当します。
感覚は思惟の材料であり、思惟は感覚を以って内容としています。
心は外部から情報を受け取り、思惟を通して本質的、全面的な内在に関係のある事物に昇華させます。
要は、心が得た感覚という情報を、思惟活動によって処理するという事だと思います。
腎は先天の本で精を蔵すところで、脾は後天の本で気血の生化の源であることから、思惟活動を行う基礎物質として、精血が重要な役割を果たします。
また「意」は、思考やアイデアを形作るための活動や力の意味もあります。
その為、暴飲暴食などで脾胃に損傷を与えた場合は、思考力の低下や、くよくよ悩むことが多くなります。
「志」は、人間が考えたことや行動を貫き通す精神力といった意味もあります。
強い意志、記憶力、想像力、想像の持続力などの、精神的な力、持久力を意味します。
我々は、この「意」「志」の働きによって、心から取り入れた情報を処理し、記憶しているという事になります。
以上、魂、魄、意、志の役割を書いてきました。
これらは、各々ある程度分類、分担されていますが、神の範疇に属し、全て心神の指導のもとに進行する生命活動であることが、「心は五臓六腑の大主」と述べられている理由だと思われます。
細かく分類されて考えられているのを確認してみるのも楽しいですね。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経霊枢』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹
『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩
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こんばんは。齋藤です。
とうとう十一月に突入しました!
時間の流れが早すぎて怖すぎますね。
中学生、高校生位の時は、一日が長く感じたのですが、こんなにも違うものなのですね。
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は、「魄」に関して、書いていきます。
「魄」は五行で見た場合、肺に属し、肺と魄は密接な関係にあります。
『霊枢・本神』に「精と並びて出入する者、之を魄と謂う」、『霊枢・経脈』に「人始めて生ずるに、先ず精を成す」と記載されているように、「魄」は人間が生来有するある本能的活動と関係しています。
『五行大義』では、「人が産まれた時は、耳目・手足がはたらき、声を出して大声で泣く。これはすなわち魄の霊である」
張介賓は、「魄の活動は主として能く動作行動し、痛痒はこれによって感知する」と、『類経・臓象類』に記載しています。
以上のことから、魄は人間が生来有する、本能的反応(動作)と感覚の機能を統括しています。
我々が普段何気なく行っている、聞いたり見たり、触覚なども、全て肺魄の働きになります。
鍼灸師は、指先の感覚が非常に大事になるので、体調管理が非常に大事になってきますね。
上焦にある肺は、腎の精・志に根ざしており、心の君命を受ける関係上、心との関わりも強いです。
したがってなにかしらの原因で、心神に異常が発生すると、肺魄の働きも異常をきたしやすくなります。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経霊枢』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹
『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
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