東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛と鍼灸②

 

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こんばんは 謝敷です。

 

 

 

前回は、乳がんの疫学と、その治療方法の1つでもある

内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛について概要をご紹介しました。

 

 

 

本日は、この乳がんに対する内分泌療法によるホットフラッシュに対する治療法について、

「乳がん診療ガイドライン2022」の記載をご紹介します。

 

 

 

ガイドラインでは、乳がんに対する以下の治療で、ホットフラッシュが生じる可能性を示しています。

・化学療法による卵巣機能低下

・内分泌療法薬(LH-RHアゴニスト,タモキシフェン,アロマターゼ阻害薬等)

 

 

 

このホットフラッシュへの対応として、

選択的セロトニン再取込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor;SSRI)や、

GABAアナログ、α2アドレナリン作動薬、ドパミン拮抗薬など

いくつかのお薬が紹介されていますが、

いずれも未承認や保険適用外のものとなっています。

 

 

 

 

そこで、その他の対処法として、

大豆イソフラボンやサプリメント、漢方等、

催眠療法や認知行動療法、身体運動を紹介していますが、

いずれもその有用性は不明と記載しています。

 

 

 

その中で、鍼治療については、その効果が確定的とは言えないものの、

「効果は期待できる」と記載しています。

 

 

 

この根拠として引用されている論文が、

乳がん患者さんのホットフラッシュに鍼(通電含む)を行った

6つの論文をまとめたシステマティックレビューです。

「Acupuncture for treating hot flashes in breast cancer patients: a systematic review」

 

 

 

 

次回はこちらの論文の内容をご紹介します。

 

 

 

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乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛と鍼灸①

 
 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

今日から数回は、「乳がん診療ガイドライン2022」に記載されている
「乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛の対策」としての鍼灸についてご紹介したいと思います。

 

 

まず、乳がんについての疫学ですが、

 

 

2018年の全国がん登録データによると、
女性のがん罹患者数は、約42万2千人で、
そのうち乳がんは、約9万4千人と全部位の22.2%を占め、
女性のがんの中では最も頻度が高い部位と報告されています。

 

 

罹患率は45~54歳の年齢で高く、
45歳以上ではおおむね増加傾向で、69歳をピークに横ばいとなる傾向のようです。

 

 

 

2019年の人口動態統計では、日本の女性のがん死亡数は、約15万6千人で、
そのうち乳がんは、大腸、肺、膵臓、胃に続く第5位で、
14,839名(全ガン死亡の9.5%)だったと報告されています。

 

 

 

乳がんの発症には、生活習慣や既往歴をはじめ、様々なリスクとの関連が検討されていますが、
女性ホルモンの一つである「エストロゲンの分泌されている期間の長さ」が
関連していることが報告されています。

 

 

 

よって初経年齢が早い、出産歴がない・回数が少ない、
閉経年齢が遅いといったことが関連する可能性があるようです。

 

 

症状としては、胸のしこりや乳房から血の混じった分泌物が出る、
乳房の陥凹や変形などが見られます。

 

 

治療は、手術等の外科療法や、ホルモン療法や抗がん薬などの薬物療法、放射線療法などがありますが、

 

 

このうち、ホルモン療法薬では、血液中のエストロゲンが少なくなり,
体温調節がうまくできなくなるために、のぼせやほてりといったホットフラッシュの副作用が
軽いものを含めると約半数の患者さんで見られ、

 

 

他にも骨密度の低下による骨折、関節のこわばりや痛み、
頭痛や気分の変化、睡眠障害などの副作用を生じることもあるようです。

 

 

そこでガイドラインでは、乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛の対策として
鍼灸に触れていますので、次回はそちらをご紹介します。

 

 

(参考資料)
・乳癌診療ガイドライン2022年版 https://jbcs.xsrv.jp/guideline/2022/c/
・患者さんのための乳がん新良ガイドライン2023年版 https://jbcs.xsrv.jp/guideline/p2023/

 
 

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