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こんばんは 謝敷です
今日から数回は、「乳がん診療ガイドライン2022」に記載されている
「乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛の対策」としての鍼灸についてご紹介したいと思います。
まず、乳がんについての疫学ですが、
2018年の全国がん登録データによると、
女性のがん罹患者数は、約42万2千人で、
そのうち乳がんは、約9万4千人と全部位の22.2%を占め、
女性のがんの中では最も頻度が高い部位と報告されています。
罹患率は45~54歳の年齢で高く、
45歳以上ではおおむね増加傾向で、69歳をピークに横ばいとなる傾向のようです。
2019年の人口動態統計では、日本の女性のがん死亡数は、約15万6千人で、
そのうち乳がんは、大腸、肺、膵臓、胃に続く第5位で、
14,839名(全ガン死亡の9.5%)だったと報告されています。
乳がんの発症には、生活習慣や既往歴をはじめ、様々なリスクとの関連が検討されていますが、
女性ホルモンの一つである「エストロゲンの分泌されている期間の長さ」が
関連していることが報告されています。
よって初経年齢が早い、出産歴がない・回数が少ない、
閉経年齢が遅いといったことが関連する可能性があるようです。
症状としては、胸のしこりや乳房から血の混じった分泌物が出る、
乳房の陥凹や変形などが見られます。
治療は、手術等の外科療法や、ホルモン療法や抗がん薬などの薬物療法、放射線療法などがありますが、
このうち、ホルモン療法薬では、血液中のエストロゲンが少なくなり,
体温調節がうまくできなくなるために、のぼせやほてりといったホットフラッシュの副作用が
軽いものを含めると約半数の患者さんで見られ、
他にも骨密度の低下による骨折、関節のこわばりや痛み、
頭痛や気分の変化、睡眠障害などの副作用を生じることもあるようです。
そこでガイドラインでは、乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛の対策として
鍼灸に触れていますので、次回はそちらをご紹介します。
(参考資料)
・乳癌診療ガイドライン2022年版 https://jbcs.xsrv.jp/guideline/2022/c/
・患者さんのための乳がん新良ガイドライン2023年版 https://jbcs.xsrv.jp/guideline/p2023/
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こんばんは。松田です☆″
雨や風、寒暖差も大きく、帰宅後体調が悪く鍼をしたり、漢方薬を飲んだりして、朝には回復しているということが何度かありました。
皆さんも天気に合わせて調節をして、体調を崩さないようお気を付けください。
今年度はなかなかどう対応したらいいのか、どう向き合ったらいいのかを思い悩むことが多いですね。
特に実技授業において顕著にみられます。
私の担当の実技だけでなく、全ての実技授業において対応に悩む言動がみられる学生さんがいるため、始まって1か月余りですが、何度か科内で対策会議を行っています。
一番の問題点は、授業中教員の話を聞いていないこと、そして実技のデモ中もきちんとみていないため注意事項を把握しておらず、教えたことと違うことをしているため危険が伴うという事です。
今のところペアの相手役には空いている教員が入る事、また何度も根気よく教えるということで対策する形におさまりました。
特に鍼・灸の場合は、あん摩やマッサージなどの道具を使用しない手技とは異なり、鍼や火を扱うため適切に行わないといけません。
毎年悩みや大なり小なりありますが、久しぶりに科内全体で苦慮してますね。
今後も学生さんに合わせて様々なリスクを回避しながら、様子を見ていきたいと思います。
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