東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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地震酔い(その1)

こんばんは、森岡です(^_^)

皆さん、

”地震酔い”

なる言葉をご存知でしょうか?

なんかニュースとか見ているとちらほら出てきません?この言葉。

これは、


地震でもないのに、揺れている感じがしたり、めまいがしたり、吐き気がしたりするものを指すそうです。

症状としては、車酔いや船酔いに似ていて、めまい・吐き気・冷や汗・手足の冷え・動悸・頭痛・体のしびれ・下痢など多岐にわたるそうです。

経験された方もいると思いますが、船に乗っていて陸に降りてもまだ自分の体が揺れているような感覚に陥る。

あの感覚です。

・・・僕は3Dでアバターを観た時なりましたがね(笑)

気象庁によると、11日の大地震以降、マグニチュード7以上の余震が3回、マグニチュード6以上は49回、マグニチュード5以上は263回も起こっているらしい・・・。(18日までの調べ)

すごいですね(苦笑)

西洋医学的には「後揺れ症候群」とか「動揺病」とか「加速度病」なんて呼ばれています。

これは平衡感覚を司る三半規管の異常や、

地震によるストレスから自律神経が失調し起こると考えられています。

最近流行のツイッターでもこの地震酔いをツイートする人が大勢いるそうな。。。

(ツイッターって僕はやったことありませんが、おもしろいのかな?)

そして対策やら薬による治療やら沢山情報が流されています。

でもこれ、鍼が一番効くと思うんですよね~!!

次回に続く。

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風邪には葛根湯!?(その5)

こんばんは、森岡です(^_^)

これまでのお話・・・

風邪には葛根湯!?(その1)

風邪には葛根湯!?(その2)

風邪には葛根湯!?(その3)

風邪には葛根湯!?(その4)

続き行きます!!

今日は「宣肺平喘」です。

麻黄湯タイプの風邪は”喘”と言い、

咳が出たり呼吸が乱れたりすることにより呼吸困難となることがあります。

呼吸に主に関わっているのは肺の臓です。

肺の臓については院長ブログ 「肺」って何ですか?(その1~12) 参照

また肺の臓は”表”と非常に関係が深いです。

風邪・寒邪がまず人体を侵襲するとき、この”表”から侵していくという話は前回しました。

ですから、肺の臓の働きが悪くなります。

そこで、

肺の臓の気をめぐらせて、呼吸困難を落ち着かせましょう

というのが「宣肺平喘」の意味です。

また、麻黄湯は

”治喘の聖薬”

ともいわれ、この喘を治すのに非常に効果が高いと言われていたりもします。

まとめると、麻黄湯は


発汗により”表”にいる風邪・寒邪を駆逐し、

肺の臓の気をめぐらせることにより、”表”の状態をイイ感じに調える。

ということになります。

逆に考えると、2のような”汗がジワジワ出る”タイプの風邪を引いたときに麻黄湯を服用すれば、

さらに発汗がきつくなり悪化するということです。

漢方の聖典である「傷寒論」にも、この辺の使い分けに関しては非常に細かく記してあり、誤った治療は生命にかかわるとして、戒めております。

ではでは、2の寒気はあまり強くないが、汗がジワジワ出るパターンの風邪はどのような方剤となるのでしょうか?

次回に続く。

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