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こんばんは、三鬼です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
この時間、
窓の向こうの夕闇、部屋に残る一日の気配、
そのすべてが、あなたの五臓と静かに呼応しています。
ひとつの部屋に身を置いたとき、何を感じ取っていますか。
風の通り道、光の滞り、ものの重さ、気の流れ――。
そこにあるのは、目に見えるものだけではありません。
この連載では、東洋医学の「五臓」という世界観を通して、
・ものの配置に脾の調和を見る
・風の通りに肝のめぐりを感じる
・呼吸のしやすさに肺の清らかさが宿る
・時のリズムに心の拍動が響く
・深みに潜る静けさに腎の気配がにじむ
五臓は内に宿りますが、その感覚は静かに外へとしみ出します。
空間とは、まさにその気配が形や光、
五臓はそれぞれの役割をもちながら、単独では成立しません。
絡み合い、補い合い、ひとつの身体をつくるように、空間もまた、
部屋の静けさは腎のようであり、
風通しの良さは肝のようであり、
調和のとれた配置は脾のようでもある。
けれど、どれかが突出すれば全体の和は乱れます。
空間の調和は、感覚を経由して五臓への調和へと影響してゆくのではないかと。
空間という外の調和がなされるとき、きっと五臓のバランスもまた、内からそっと動き出し始めるのではないでしょうか。
東洋医学の診察は、舌や脈だけに留まりません。
姿勢、声の調子、気配、そして住まい――
生き方の痕跡に耳を澄ませます。
なぜなら、空間はその人を映す鏡だから。
部屋の奥に何をしまい込んでいるのか。
壁の隙間に、どんな風がとどまっているのか。
その静けさは、安らぎなのか、淋しさなのか。
五臓というフィルターで見つめれば、インテリアを超えて「
私たちは常に空間に包まれ、
その空間は、私たちの内側と密やかに呼応し、響き合っています。
部屋を整えることは、自分を調えること。
机の上に、空白をひとつ。
外の線がそろうとき、内の線にも秩序が戻ります。
【参考文献】
北京中医薬大学 編著『中医基礎理論〔第3版〕』医歯薬出版、2004年
北京中医薬大学 編著『中医診断学』東洋学術出版社、1999年
鄭洪泰 著『中医学入門』東洋学術出版社、2006年
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こんばんは、三鬼です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
肌にふれる夜気が少しずつ涼しくなり、
この「静けさ」は、ただの無音ではなく、
そしてそれは、東洋医学でいう「腎」
東洋医学でいう「腎」は、生命力の根をなす臓腑。
両親から授かった「先天の精(せいてんのせい)」を蔵し、
腎のちからは、目に見えにくく、表にあらわれにくい。
けれど、疲れがとれない・気力が湧かない・冷えがつづく――
そんなとき、身体の「根」
空間にも、腎の状態は映し出されます。
たとえば:
・引き出しや押し入れの奥が長く手つかずのまま
・冷えや湿気がこもり、空気が重い
・片づける気力すら湧かず、ただ時が止まっているような空間
これは、「動けない」のではなく、「根が疲れている」状態。
そしてその回復には、腎の性質に合った、
腎は、にぎやかさやスピードを好みません。
むしろ、「静けさ・深さ・あたたかさ」のなかで養われていく存在です。
腎の空間を養うために、できることはたくさんあります。
たとえば:
・一日にひとつ、引き出しの奥を見直す
・手放せなかったものを、あらためて手にとってみる
・あたたかい飲み物を用意し、静かな音楽を流す
・休むことを、ひとつの「調え」として受け入れる
腎の調えは、目に見える成果を急がないもの。
けれどそこに静かに手を添えることで、
私たちは、
けれど、腎は語りかけます――
「止まっているときこそ、あなたの根が養われている」と。
なにも変わらないように見える空間に、
その場の気は変わりはじめます。
そこから、次の「芽吹き」が育っていくのです。
どうか、自分の静けさを恐れずに。
今夜はひとつ、照明を落として、
これまで歩んできた、五臓と空間の小さな旅。
最終回では、それぞれの臓の世界がどのようにつながり、
ひとつの「身体」や「暮らし」
空間を整えることは、五臓を調えること。
そして、それは「生き方」
どうぞ、締めくくりの章も、
【参考文献】
北京中医薬大学 編著『中医基礎理論〔第3版〕』医歯薬出版、2004年
北京中医薬大学 編著『中医診断学』東洋学術出版社、1999年
鄭洪泰 著『中医学入門』東洋学術出版社、2006年
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