東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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パーキンソン病に対する鍼治療の症例報告①

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

 

厳しい寒さが続いていますが、院内には白梅の切り枝が飾られ、春のほのかな香りがしていました。
土の中では、春の準備が着々と始まってきているのですね^^

 

 

 

 

さて、本日は、Frontiers in Neurology(IF*:2.7)という医療のみならず、
環境や社会科学等、多様なテーマを扱っているジャーナルで紹介されている症例報告をご紹介致します。

*IFについてはこちらをご参照ください。 

 

 

 

 

タイトルは、

 

 

 

Acupuncture therapy for Parkinson’s disease:
a case report demonstrating symptomatic improvement without medication

 

 

 

中国から報告された
「パーキンソン病に対して鍼治療を行い、薬物治療なしで症状が改善した」 という症例の報告です。

 

 

 

 

今日は導入の部分を見てみたいと思います。

 

 

 

 

パーキンソン病は、神経変性疾患の一つで、
現代医療においても、疾患の進行を防ぐことが未だ課題となっている疾患ですが、

 

 

 

 

中医学においては、紀元100年頃、すでに黄帝内経の中で「振戦麻痺」として記載され、
現在に至るまで様々な治療が行われてきたことが紹介されています。

 

 

 

 

また、すでに動物実験において、鍼治療が脳の機能を正常化し、
パーキンソン症状を改善する可能性があることが報告されたり、

 

 

 

ヒトを対象とした臨床研究も増え、良い成果が報告されているものの、
鍼治療単独での、パーキンソン症状への有効性は未だ明らかになっていないことから、
今回、西洋医学の薬を拒絶し、鍼治療のみを選択した患者さんの症例を紹介する、としています!!

 

 

 

 

 

西洋医学と東洋医学が、車の両輪として患者さんの健康をサポートできると良いと思うのですが、
医療は「病気を治す」というだけでなく、
その患者さんの「生き方をサポートする」という思考も同じくらい大切であるとも感じています。

 

 

 

服薬を拒否するという選択をした患者さんに、
医療従事者ができること、考えなければいけないことは、何なのでしょうか…

 

 

 

 

そういった医療哲学を背景に持ちつつ、来週以降、具体的な内容について読み進めていきたいと思います!!

 

 

 

 

(参考文献)

Acupuncture therapy for Parkinson’s disease: a case report demonstrating symptomatic improvement without medication.
Lei S, Liu Q, Leong I, Fan J, Tsang Y, Liu X, Xu X, Zhuang L. Front Neurol. 2024 Jan 29;14:1330054. doi: 10.3389/fneur.2023.1330054. PMID: 38348115; PMCID: PMC10859393.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38348115/

 

 

 

 

 

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症例報告:パニック障害を患う28歳の女性③

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

前回からJAMAに掲載されている
パニック障害を患う28歳の女性の症例を紹介しています。

 

 

 

今日は、本人の自己見解を見ていきます。

 

 

ジャーナルでも本人が話しているように記載されていますので、
要約でもそのような文体で書いてみようと思います。

 

 

 

「私は、社交的な場で人と接することが苦手で、内気でした。
初めて精神科を受診した時は、自身の不安について、うつ病が原因であると言われましたが、
私は受け入れることができず「不安症がうつ病を引き起こしている」と思うことを伝えました。
しかし、お医者さんは、「あなたは確かにうつ病だ」と言われ、抗うつ剤を処方されましたが、
結局、抗不安薬(クロナゼパム)が、症状をかなり良くしてくれました。

 

 

 

この薬で、しばらく順調に過ごしていましたが、鍼治療にも通い始めるようになりました。
これも本当に助けになり、その後、薬を完全にやめることができました。

 

 

 

 

これで大丈夫、と思っていましたが、最近、ストレスが溜まってきと思ったら、
突然、心臓が漠々として、腕と脚に痛みを感じました。
その後、パニックになるまでは、身体症状のみで感情的な要素は全くありませんでした。

 

 

 

救急を受診しましたが、症状は落ち着かず、心拍数を下げることもできませんでした。
不安との付き合いは長かったので、こうした感情をコントロールすることに自信がありましたが、
この時点では、パニックをコントロールすることはできませんでした。

 

 

 

 

折角順調に過ごしていたのに、なぜ28歳でこの症状が出たのか、理解できません。
身体症状な症状だけだったので、不安症と肝れなるとは思えませんでしたし、
これまで不安症でもこうした経験をしたことはなかったし、
死んでしまうのではないかと恐怖を感じました。

 

 

 

 

一番救われたのは、医師が私の言うことを否定せず、聞いてくれたことです。
あなたの思い込みだ、というようなことも言わずに、ちゃんと検査もしてくれました。
その上で、その先生に「何も異常がない」と言われ、助かりました。」

 

 

なんだかドキュメンタリーを見ているような記事ですね
次回は、彼女を担当した医師の見解を紹介します。

 

 

 

(参考文献)

A 28-Year-Old Woman With Panic Disorder. JAMA. 2001;286(4):450–457. doi:10.1001/jama.286.4.450

 

 

 

 

 

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