東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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弦脈③

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

 

 

 

参照

 

 

 

弦脈の続き

 

 

 

弦脈が強く鮮明に打っているのは良くない状態なので、常に緩めておかないといけません。

 

 

 

これについて、『胃の気の脈診』を参考にして補足しましょう。

 

 

 

前回、弦脈は木気によって起こり、肝の臓に通じているという話をしました。

 

 

 

木は水に潤されて生きており、土に培養されて成長しています。

 

 

 

もし木の力が強すぎれば、水は吸い取られ、土もパサついて滋養することができません。

 

 

 

人体において、木の気である肝の臓の気が盛んになり、水の気が破られると腎が虚し、土の気が損ずると胃が損傷します。

 

 

 

木の気である肝の臓の気が盛んになっているこのタイミングでは、弦脈を呈しています。

 

 

 

腎は精血の本で、胃は水穀の大元であり、これらは人体の根本になります。

 

 

 

この人体の根本が損傷すると、生きる力、治ろうとする力、生命力は損なわれてしまいます。

 

 

 

木の力が強い状態を示すのが弦脈なので、この弦脈が緩んでいて、水で潤せて、土で培養できている状態が、人体にとっては良い状態なのです。

 

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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弦脈②

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濇脈

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洪脈

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微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

 

 

 

参照

 

 

 

 

弦脈の続き

 

 

 

『景岳全書』には、

 

 

 

弦従木化.気通乎肝.可以陰.亦可以陽.但其弦大兼滑者.便是陽邪.弦緊兼細者.便是陰邪.

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

弦脈は木気によって起こり、肝の臓に通じています。

 

 

 

肝の臓には肝陰と肝陽がある為、弦脈は陰脈でもあり、陽脈でもあるとも言え、

 

 

 

弦脈に大と滑の脈を兼ねると陽邪を指し、弦脈に緊と細の脈を兼ねると陰邪を示します。

 

 

 

『頻湖脈学』にも、

 

 

 

肝胆脈弦陰陽分.飲痰寒熱瘧疾身.

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

肝胆の病の時は陽邪、陰邪問わず、弦脈が現れ、痰飲、寒熱往来、瘧疾などの病の時も弦脈を帯びるとされています。

 

 

 

『胃の気の脈診』では、

 

 

 

生命(胃の気)が困窮した時や衰弱した時にも弦脈を呈すると、述べられており、

 

 

 

胃の気と弦脈について詳しく書かれています。

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

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