東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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緩脈②

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

弦脈③

緩脈

 

 

 

参照

 

 

 

 

緩脈の続き

 

 

 

『景岳全書』には、

 

 

 

和緩不緊也.緩脈有陰有陽.其義有三.

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

緩脈というのは、緊張していない脈で、陰証、陽証のものがあり、

 

 

 

緩脈の意味には三つあると述べられています。

 

 

 

一、ゆったりとして、緩やかさを保っていて、浮位にも沈位にも偏らずに中位にある緩脈は、健康な状態を表している。

 

 

 

二、緩脈に滑や大を兼ねるものは、多くは実熱である。

 

 

 

三、緩脈で遅や細を兼ねるものは、多くは虚寒である。

 

 

 

多くの諸家が述べている緩脈とは、この脈のことを言っているのです。

 

 

 

基本的に緩脈は、平人(健康な人)の脈ですが、緩脈に加えてその他の脈状が現れれば、病脈となります。

 

 

 

病脈の場合は、実熱型と虚寒型があるということですが、緩脈を打っているのであれば、大方は軽症であると、『胃の気の脈診』では述べられています。

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

『現代語訳素問』東洋学術出版社

『漢辞海』三省堂

 

 

 

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緩脈

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の続き

 

 

 

浮脈

浮脈②

沈脈

沈脈②

遅脈、数脈

遅脈、数脈②

遅脈、数脈③

遅脈、数脈④

虚脈

虚脈②

実脈

実脈②

滑脈

滑脈②

濇脈

濇脈②

洪脈

洪脈②

微脈

微脈②

細脈

細脈②

伏脈

伏脈②

緊脈

緊脈②

弦脈

弦脈②

弦脈③

 

 

 

参照

 

 

 

今日は緩脈について

 

 

 

まずは緩脈の「緩」の字について調べてみましょう。

 

 

 

「緩」には、

 

 

 

・ゆるい、ゆるむ

 

 

 

・広さや幅があってゆったりしたさま

 

 

 

・政治や刑罰が厳しくない、刑罰をゆるやかにする

 

 

 

・寛大なさま、寛大にする

 

 

 

・おそい、おくらせる

 

 

 

・ゆっくり、進ませない

 

 

 

・固まらずに軟らかいさま

 

 

 

・穏やかなさま

 

 

 

という意味があります。

 

 

 

『脈経』には、

 

 

 

緩脈去来亦遅小駛於遅.

 

 

 

と書かれており、

 

 

 

緩脈はゆったりした脈なので、やや遅い脈であるが、実際の遅脈よりは早い脈です。

 

 

 

緩脈は、ゆっくりした印象を受ける脈であり、落ち着いた拍動で、緊張感を感じず、柔らかい脈です。

 

 

 

風に揺らぐ柳の梢のような柔らかさと表現されることがあるくらい柔和な脈で、「緩」字の意味の如く、緩んでいて、ゆったりしていて、穏やかな脈が緩脈なのです。

 

 

 

 

◆参考文献

『脈経』たにぐち書店

『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店

『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部

『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店

『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社

『基礎中医学』燎原

『難経鉄鑑』たにぐち書店

『東洋医学の宇宙』緑書房

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