東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気の病㉓

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回は、肺気上逆に関して、書きました。

 

 

 

今回は、胃気上逆に関して書いていこうと思います。

 

 

 

まずは、胃の働きから、復習を兼ねて書いていこうと思います。

 

 

 

胃の主な働きは、「受納と腐熟」と「降濁」になります。

 

 

 

「受納と腐熟」という作用に関して、まずは書いていこうと思います。

 

 

 

西洋医学で胃というと、食べ物を消化吸収する場所というイメージがあると思いますが、東洋医学でも同様な働きをしていると考えてもらっていいと思います。

 

 

 

「受納」とは読んで字の如く、口から入った飲食物を一旦、胃で蓄えることを受納と言い、そこから消化することを、「腐熟」と言います。

 

 

 

胃は脾と協力して、食べ物の消化吸収を行う訳ですが、脾は食べ物から生成した、水穀の精微を昇清し、肺に運びます。

 

 

 

ここからが、もう1つの「降濁」の説明になります。

 

 

 

脾胃で消化吸収して発生した、水穀の精微にならない、食物残差物を胃の「降濁」により、小腸へ運びます。

 

 

 

小腸でそこでさらに分別され、大腸へ運んだものを大便として、膀胱に運んだものを小便として、排泄します。

 

 

 

単純に、食べて栄養素にならないものを、大便や小便として排泄するために、小腸へ運ぶこと、下に降ろすことが、「降濁」になります。

 

 

 

脾と胃は、表裏関係にありますが、作用として、脾は上に運び、胃は下に運びます。

 

 

 

脾胃が健全に働き、昇清と降濁がバランス良く働くことで、精気や濁気は正常に輸送されます。

 

 

 

身体を大きく見たときに、脾胃は身体の中心にあり、気の昇降運動の中心的役割を担っています。

 

 

 

その為、脾胃がバランスよく働き昇降がうまく働くことにより、全身の気の流れにも大きく影響していきます。

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「湿熱中阻の口膩」と「痰熱阻滞の口膩」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
湿熱中阻の口膩は、脾胃に積熱があって湿熱が上蒸することで発生します。
 
 
 
この場合は、口の粘りが強く、口臭があり、口苦、口甘があるなどして味覚が普段と異なることが特徴です。
 
 
 
その他にも、口渇があって水分を欲さない、腹満、食欲不振、悪臭のある下痢で便がスムーズに出ない、尿が濃い、舌質紅、舌苔黄膩、脈濡数あるいは弦数などを呈することです。
 
 
 
治法は、清熱化湿を用います。
 
 
 
口甘をともなうのは、脾胃の湿熱であり、口苦をともなって胸脇部痛がみられるときは肝胆の湿熱であるため、関連臓腑を意識して選穴していきます。
 
 
 
つぎに、痰熱阻滞の口膩についてです。
 
 
 
脾虚で運化が失調したことで痰湿が生じ、鬱して化熱するか、肝鬱化火して津液を濃縮したことで痰が生じ、痰熱が阻滞することで口膩が生じます。
 
 
 
この場合は、口中が粘るとともに、口渇して水分を欲さない、喀出しにくい黄色い痰がみられます。
 
 
 
その他にも、胸が詰まって苦しい、イライラ、焦燥感、食欲不振、舌質紅、舌苔黄膩で乾燥、脈滑数を呈します。
 
 
 
治法は清熱化痰を用います。
 
 
 
寒湿困脾との鑑別は、寒熱がポイントとなります。
 
 
 
湿熱中阻とは似た所見を持っていますが、湿熱中阻は下痢してスッキリしない、尿が濃い、腹満、脈が濡数あるいは弦数などを呈し、痰熱阻滞では粘稠な黄痰、胸苦しい、脈滑数などを呈するため、随伴症状を確認して鑑別していきます。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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