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こんばんは!樫部です。
本日は「痙攣」について、お話ししていきたいと思います。
痙攣とは、全身あるいは四肢がひきつって筋肉が強ばり、震えるように小刻みに動くことを指します。
『内経』には抽搐(ちゅうちく)の一種として瘈瘲(けいしょう)が出てきますが、これは手足が伸びたり縮んだりしてひきつって止まらない状態で、小児の驚風でみられます。
一般に、手足が痙攣することは、四肢抽搐の範疇に属します。
その他にも次のような痙攣があります。
①牙関緊急と角弓反張
牙関緊急とは、口噤ともいい、歯を食いしばって口を堅固に閉じたまま開くことが出来ない症状のことを指します。
角弓反張とは、項背が強急して体全体が弓のように反り返ったまま硬直することを指します。
これらの症状は、急性熱病や破傷風などでみられ、熱盛や気血が著しく虚して、内風が生じて発症します。
②小児の熱性痙攣
熱があるときに起こる痙攣で、ひきつけと表現されることがあります。
約2~3分で治まり、小児だけに起こるものです。
ただし、脳炎、髄膜炎、先天性の代謝異常などが原因によるものは除外されます。
③癲癇(てんかん)
癲癇とは、「種種の病因によってもたらされる慢性の脳疾患であり、大脳ニューロンの過剰な放電に由来する反復性の発作を主徴とし、それに変異に富んだ臨床ならびに検査所見の表出をともなう」と、WHOは定義していますが、
心神が風痰に上擾されて発症するとされています。
ここでは、四肢抽搐の弁証分類について取り上げていきたいと思います。
弁証分類は、主に8つあり、病因は外感、内傷の両方でみられます。
まずは病因が外感によって四肢抽搐が起こる場合についてです。
1.風邪阻絡
風邪の感受によって経絡が阻塞され、気血の運行が悪くなるか、創傷から風毒の邪が侵入して営衛を阻害し、筋脈が栄養出来なくなることで痙攣が起きます。
悪寒、発熱、項背部の強ばり、四体が怠くて重い・痛むといった症状を伴う特徴があります。
次に病因が内傷によって四肢抽搐が起こる場合についてです。
2.風痰挟瘀
飲食不節による脾胃の損傷で湿や痰が生じ、さらに肝の疏泄失調により内風が生じ、肝風が痰とともに上擾して、四肢の痙攣が起こります。
痙攣は発作性、強直性のものがみられます。
また、動物のような叫び声や唸り声を出し、両眼の上方注視、口から泡をふく、大小便の失禁、意識障害を伴うものの、発作が治まると、平人と変わらない状態となります。
3.肝風内動
肝腎陰虚で筋脈が栄養されず、陰虚で陽気を抑制出来ないために肝陽が亢盛となって肝風が生じ、両者が合することで四肢の痙攣を引き起こします。
その他の症状として、目のかすみ、腰膝酸軟、痺れ、耳鳴、眩暈、五心煩熱、両頬部紅潮がみられます。
少し長くなってしまいそうなので、今日はこのへんで!
続きは次回のお楽しみに!
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは!樫部です。
本日は「ノドの痛み」について、お話ししていきたいと思います。
ノドが痛いとは、咽喉部が痛いことで、喉嚨痛、咽嗌痛ともいいます。
咽喉痛の弁証分類は、主に6つあり、病因は外感、内傷の両方がみられます。
まずは病因が外感である咽喉痛の弁証分類についてです。
下記のどちらも、風邪の侵襲によるもので、咽喉は、肺胃の門戸であり最初に邪を感受し、肺気の宣散が出来なくなり、邪が咽喉に停滞して生じます。
1.風寒
咽喉部の軽度の疼痛あるいは刺痛が生じ、粘膜が暗紅色で腫脹がみられます。
その他に、鼻閉、くしゃみ、鼻水、咳嗽、稀薄な痰がみられます。
2.風熱
咽喉に刺痛があって嚥下時に著しく、咽喉粘膜が発赤、腫脹がみられます。
発熱、無汗、汗があってもすっきりせず、悪風や悪寒があり、頭痛、口渇、淡黄色の小水、咳嗽がみられます。
次に病因が内傷である咽喉痛の弁証分類についてです。
3.湿熱
脾胃の運化が失調し、湿熱が中焦に内蘊したり、熱邪が侵入して湿と結合した湿熱の邪が阻塞したために咽喉部痛が生じます。
咽喉部の激痛、粘膜の発赤、腫脹がみられ、小さい水疱を伴い、潰れると潰瘍を形成します。
その他に発熱、咳嗽、黄色の痰がみられます。
4.鬱火
鬱火が咽喉に結聚すると、気の昇降出入が不利となり咽喉痛が生じるもので、「喉痹」の急症に属します。
急激に咽喉部に強い刺痛を感じ、咽喉粘膜は発赤が強く、咽喉蓋に水腫が生じて、嚥下困難を伴います。
この場合、水も通らなくなり、呼吸切迫がみられます。
5.陰虚
咽喉部が乾燥して痛み、午後に疼痛が激しくなる特徴があります。
粘膜は暗紅色を呈して、口乾して水分を欲し、咽がつまった感覚があるものの喀出するものは何もありません。
6.気陰両虚
陰損及陽して生じます。
咽喉部が乾燥して鈍痛があり、疲労によって悪化する特徴があります。
その他に、無力感、潮熱、硬い便がみられます。
咽喉痛については、以上です。
次回は「痙攣」について、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
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『基礎中医学』
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