東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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溢血②

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

あっという間に3月ですね。

 

 

 

風が強い日が多くて、自転車が前に進みません!(笑)

 

 

 

それでは、前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は東洋医学的に見た出血を説明する前に、簡単にではありますが、「血」について書いていこうと思います。

 

 

 

血は、脈中を循行して濡養に働く赤い液体で、人体の構成成分であり、生命活動を維持する基本物質です。

 

 

 

これは、東洋も西洋も同じですね。

 

 

 

働きとして、身体中に栄養と潤いを与え、精神活動を支える事が主な役割となっております。

 

 

 

血が全身を巡る事により、臓腑や器官が正常に働くことができます。

 

 

 

また、人間の精神や意識は血と深い関係がある為、血の状態は、精神活動や意識を支える上で、非常に重要な役割を持つことになります。

 

 

 

脈は血液(営血)が循行する管道であり、「血府」と呼ばれ、身体の外に出た血を「離経の血」または「死血」と呼びます。

 

 

 

打撲による内出血などは、離経の血に相当しますね。

 

 

 

血の基本的な原料は、営気と津液で、腎精と水穀の精微から化成されます。

 

 

 

飲食物が脾胃の運化を受け、水穀の精微に転化したのち、営気により脈中に滲注し、肺に上輸され清気と合するとともに、心火(心陽)の温煦を受けて、赤く変化し、血となります。

 

 

 

精と血は相互資生・相互転化の関係にあるので、「精血同源」とも言われ、腎陽の温煦により、腎精が血に転化し脈中に入ります。

 

 

 

原料である津液と営気を混ぜれば出来上がるのではなく、心火という陽気により少し煮詰めることにより、赤い血に変化するというところがポイントですね。

 

 

 

血は自分だけで運行することはできません。

 

 

 

脈の中を流れるには、気の推動作用が必要で、血が脈の外に漏れない様にするためには、気の固摂作用が必要です。

 

 

 

続く

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

 

 

 

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鼻汁・鼻水

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は、鼻汁・鼻水について、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

鼻汁・鼻水などの鼻孔から流出する分泌物を「鼻流涕」といいます。

 

 

 

鼻流涕の弁証分類は、主に7つあります。

 

 

 

まずは外感による鼻流涕の分類について、お話ししていきます。

 

 

 

1.風寒

 

 

 

風寒邪を感受して発症します。

 

 

 

この場合の鼻流涕の特徴は、無色、希薄で多量であることです。

 

 

 

その他に、鼻閉、くしゃみ、悪風寒、咳、頭項強痛、発熱がみられます。

 

 

 

2.風熱

 

 

 

風熱邪を感受すると発症します。

 

 

 

鼻流涕の特徴は、黄色っぽくて、粘調であることです。

 

 

 

その他に鼻孔周囲の発赤腫脹疼痛、咽痛、頭痛、発熱、微悪風がみられます。

 

 

 

次に内傷による鼻流涕の分類について、お話ししていきます。

 

 

 

3.湿熱

 

 

 

湿熱邪が脾胃の運化を障害し、鼻竅を阻塞して肌膜を蒸灼したために発症します。

 

 

 

鼻流涕の特徴は、なまぐさい臭いのある黄色~黄緑色の多量で粘調であることです。

 

 

 

その他、頭重、上半身にじっとりとした汗をかきやすい、胃の重苦しさ、食欲不振、口の粘り、尿が濃いといった症状を伴います。

 

 

 

4.燥熱

 

 

 

燥熱邪が鼻竅を上犯し、津液を煎灼して発生します。

 

 

 

黄色、粘調で量の少ない鼻流涕がみられ、時に血が混じったり、膿汁が出る場合もあります。

 

 

 

また、鼻腔内が乾燥し、疼痛を伴うこともあります。

 

 

 

その他、咽乾、口渇冷飲、鼻閉、頭痛を伴います。

 

 

 

5.気虚

 

 

 

気虚で津液の統摂が低下して起こります。

 

 

 

風寒・風熱といった外邪の影響をうけやすく、鼻水・鼻汁が反復して発症する特徴があります。

 

 

 

また、この場合は全身倦怠感、食欲不振がみられることがあります。

 

 

 

6.腎虚

 

 

 

腎虚で津液が不足し、腎気不固となるため発生します。

 

 

 

少量、無色の鼻汁がみられ、慢性的に持続します。

 

 

 

冷えや疲労によって増悪し、色が黄色に変化することがあります。

 

 

 

その他、腰膝酸軟、四肢の冷え、肉体的疲れやすさ、尿勢や尿切れが悪くなるといった症状がみられます。

 

 

 

7.気逆

 

 

 

尿や汗や大便で排出すべき水湿邪を排出しきれないと、水邪が気逆とともに上焦に持ち上げられ、鼻から排出されることで発症します。

 

 

 

風寒・風熱も上焦から侵襲してくる為、外邪に抗争するために一種の気逆が起こりますが、

 

 

 

ここでは内因による気逆をとりあげますと、

 

 

 

この場合、イライラ、のぼせやすい、冷えのぼせ、頭のふらつきが随伴してみられます。

 

 

 

鼻流涕についてのお話は以上です。

 

 

 

次回は「咳」についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 上下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

 

 

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