東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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眼皮跳(がんひちょう)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「眼皮跳(がんひちょう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
弁病名だけ聞くと、「ガンヒチョウ?ナニソレ?」という感じですが、
 
 
 
眼瞼が頻繁にピクピク痙攣を起こして、自制出来ない状態のことを指します。
 
 
 
弁証分類は、主に次の3つです。
 
 
 
1.血虚生風の眼皮跳
 
2.脾胃気虚の眼皮跳
 
3.風熱の眼皮跳
 
 
 
まずは、血虚生風と脾胃気虚の眼皮跳についてです。
 
 
 
いずれも虚証ですが、病因病理は異なります。
 
 
 
血虚生風の眼皮跳は、眼の使い過ぎによる傷血や出血過多などにより肝血が不足してしまい、瞼を滋養出来なくなり、内風を発生することで生じます。
 
 
 
この場合、眼瞼に痙攣が頻繁に起こります。
 
 
 
また、随伴して目の乾燥感、目がかすむ、顔色に艶がないといった症状がみられ、口唇や舌質が淡白、脈細などの血虚症候を伴います。
 
 
 
治法は、養血熄風を用います。
 
 
 
脾胃気虚の眼皮跳では、飲食不節、労倦、思慮過度などで脾胃が虚して、
 
 
 
瞼は脾に属すため、脾虚では瞼を制約出来なくなり、痙攣が発生します。
 
 
 
眼瞼の痙攣は頻繁であることは、血虚生風の眼皮跳と似ている為、その他の随伴症状や発生条件を確認して弁別していきます。
 
 
 
この場合、眼に力が無い、疲労感、無力倦怠感、食欲不振、息切れなどを伴います。
 
 
 
治法は、補気健脾を用います。
 
 
 
最後に、風熱の眼皮跳についてです。
 
 
 
この場合、風熱の邪が目竅に停滞して瞼に及ぶことで、痙攣が発生します。
 
 
 
痙攣の頻度は時々と低めであり、随伴して目の充血や痒痛、悪風、頭痛などの風熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、熄風清熱を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

前回は、飲が胸郭に停滞した場合を書きました。

 

 

今回は、胃中に停滞した場合に関して、簡単に書いていこうと思います。

 

 

飲食の不節などにより脾胃の陽気を損傷し、水液代謝に影響する事で、飲が形成され、脾胃に停滞することにより、発生します。

 

 

脾胃に停滞することで、脾胃の昇降機能が失調し、運化機能に影響を与えます。

 

 

また、陽気の循りが悪くなることで、飲が形成される原因と考えられ、飲が形成されることで、臓腑の陽気を損傷してしまうという、悪循環が生まれてしまいます。

 

 

その為、陽気の循りをよくすることが、ポイントになってきます。

 

 

飲が脾胃に停滞することで、胃脘痞・腹張などの胃腸症状が発生しますし、胃に飲が停滞しているため、水分摂取をしたくなかったり、水分摂取すると不快になるなどの症状がでます。

 

 

また、飲の停滞により、気機が逆乱することで、嘔吐・腹鳴・腹瀉などの症状がでますし、長期化すると、食欲不振が発生し、体重の減少なども認められるようになります。

 

 

症状の確認はもちろんのことですが、しっかりと、水液代謝の流れを把握しておくこと、問診上で飲食の乱れがなかったかなどを確認することが重要になると思います。 

 
 
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 『中医弁証学』編著:柯雪帆 訳:兵頭明 (東洋学術出版)
 
 
 
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