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こんばんは 浅田です
今日は牛肉の東洋医学的効能について書いていきます。
牛肉は、世界各地で生産され、日本では、三重県(松坂)、兵庫県(神戸)、滋賀県(近江)、山形県(米沢)、岩手県(前沢)などが代表的な産地です。
日本で牛を食べる文化は元々ありませんでしたが、明治時代以降、欧米の食文化が流入してきてから、牛肉を食す文化となりました。
牛肉にはこのような性質があります。
薬性
温、甘
帰経
脾、胃
効能
益気補脾、強筋壮腰
胃腸の働きが弱く、食欲不振、軟便、四肢のだるさ、お腹が冷えやすいなどの症状がある人には効果的です。
血を生成して筋肉を滋養し、足腰を強くする効果もあります。
中高生の時、陸上競技の試合前は、足腰のパワーをつけるために牛肉を食べていました。
試合に“勝つ”、という意味で、よく“牛カツ”を作ってもらっていたのを覚えています。
牛肉は温める作用が強い上に、消化に時間がかかる為、元々身体に熱を持っていて、胃の灼熱痛、口渇、口臭などがある人は要注意です。
胃腸の働きを改善する作用がありますが、適量を食べた場合です。
連日過度に食べ過ぎると、結果的に胃腸の働きを弱めてしまう場合があります。
牛肉は美味しいのでついつい沢山食べてしまいますが、程々にしましょう。
参考文献
『東方栄養新書』梁晨千鶴 メディカルユーコン
『薬膳素材辞典』辰巳洋 源草社
『中国伝統医学による食材効能大辞典』山中一男・小池俊治 東洋医学出版社
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こんばんは。齋藤です。
そろそろ関東地方も梅雨入りが近づいてきている事もあり、ジメジメした日が多くなってきましたね。
こんな日が続くと憂鬱な気分になってくるので、少し体を動かしたりして気分転換したくなりますよね。
今回は労逸「ろういつ」に関して書いていこうと思います。
労逸とはなんぞや?という所からになってくると思います。
労逸とは簡単に言うと、働きすぎや休みすぎの事を言います。
中医学では労逸損傷といい、病因の内の一つで、不内外因に属します。
正常な運動は、人の気血の巡りを改善させ、筋肉や骨を丈夫にし、体力や抵抗力を増強させます。
また、適度な頭脳労働や、節度ある性生活も健康の助けになります。
一方、過度な労働や頭脳労働、性生活の不摂生などは、体力低下を招き、抵抗力を低下させ、発病因子になります。
また、労働後の適度な休養は体力回復になりますが、過度の休みすぎもまた、体力や抵抗力を損傷し、発病因子になります。
続く
参考文献
『基礎中医学』 神戸中医学研究会 (燎原)
『中医病因病機学』 宋 鷺冰 主編 柴﨑 瑛子 訳 (東洋学術出版)
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