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こんばんは。土元です。
最近、寒い日が続いていますね。
今年の冬は殊更に寒い、なんて毎年言っている気もしますが、古代中国で定められた二十四節気でいうと大寒の時期に当たりますので、寒いのも当然といえるでしょう。
大寒は二十四節気の最後の時期に当たりまして、寒気が極まる時期とされています。つまり、一年で一番寒い、ということになりますね。
武道などで寒稽古を行うのは、この時期とされています。大寒に入る一月二十日に催行されるのが一般的なようですね。
二月三日の節分の翌日からは立春を迎え、春が始まるわけですからこの寒さももう一息しのげば落ち着くはずです。
くれぐれも体調管理に気を配って、残る数日をやり過ごしましょう。
私の手元の敬神暦には大寒についてこう記載されています。
大寒:旧暦十二月の丑の月の中気で、新暦一月二十日ごろです。極寒に見舞われますが、春遠からじの希望が膨らみます。
まもなく来る春に、きっと良いことがあると期待しつつ過ごすことにいたしましょう。
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こんばんは。齋藤です。
気温も徐々に高くなってきており、だいぶ過ごしやすくなってきました。
まだ、昼夜の気温差が激しいので、上着を事前に用意しておくなど、対策をしておきましょう。
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ。
引き続き、六淫の外邪である、風邪に関して記載していきます。
④百病の長である
風邪は単体で病変を引き起こすことが少なく、他邪を兼ねやすく、寒邪・湿邪・燥邪・熱邪と共に、人体を侵襲します。
タンポポの種が、風に運ばれるように、寒邪や湿邪などの邪気が、風に乗ってきて一緒に襲ってくるイメージでしょうか。
先日も書いたように、風邪の開泄の力を得て、病変を引き起こします。
身体には、外邪が侵入しない様に、防衛してくれている衛気があります。
その衛気を風邪が巻き上げることにより、衛気が虚ろになり腠理も開き、防衛能力が低下します。
その隙に、風邪が他の外邪と一緒になって侵入してくるといったイメージです。
また、風邪は六淫の外邪だけではなく、痰と合わさり風痰となり、病変を引き起こす原因にもなりますので、注意が必要です。
⑤肝と相応する
五臓の肝は、風木の臓と呼ばれています。
風邪と同気相求めるため、風邪の病変は肝気偏盛を引き起こしやすく、逆に肝の病変は動風を生じやすいです。
一番最初にも書きましたが、風は春の主気です。
春の風は肝木を盛んにして、気分を高揚させます。
肝病がある人はかえって昇発しすぎて症状が悪化する傾向にあります。
単純に春というと、桜が咲く頃をイメージすると思いますが、2月の立春から春です。
立春から徐々に肝気が旺盛になると、風邪の症状や肝の症状が悪化しやすいですので、注意が必要です。
参考文献
『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房)
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