東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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脱髪(だっぱつ)とは③

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「脱髪(だっぱつ)」の続きで、「気血両虚の脱髪、瘀血の脱髪」についてお話していきたいと思います。
 
 
 
まずは、気血両虚の脱髪についてです。
 
 
 
慢性病や産後などで気血が虚損して、毛髪を栄潤出来なくなることで脱毛します。
 
 
 
特徴は、次の通りです。
 
 
 
・年齢に関係なく慢性病や産後に発症する
 
 
・毛髪が乾燥してツヤが無く、切れ毛がみられ、頭部全体が脱毛してまばらになる。特に枕などで摩擦する後頭部などに顕著にみられる。
 
 
・発病は緩慢で慢性的な経過をたどる
 
 
・頭部は瘙痒などの自覚的症状に乏しい
 
 
 
以上です。
 
 
 
その他にも、顔面蒼白でツヤがない、動悸、息切れ、声に力が無い、肢体の痺れ、舌質淡、舌苔少、脈細弱などの気血両虚の症候がみられます。
 
 
 
治法は大補気血を用います。
 
 
 
次に瘀血の脱髪についてです。
 
 
 
この場合、瘀血が停滞して新血が生じず、髪の栄養が妨げられることによって脱毛します。
 
 
 
頭髪が部分または全体的には脱毛し、髪や眉の脱毛をともない、慢性的に経過し、なかなか再生しない特徴をもちます。
 
 
 
その他症状としては、頭痛、口渇するが水を含むだけだけで飲みたくない、顔色がどす黒い、口唇が紅紫色、舌質暗色で瘀斑がある、脈細渋といった瘀血の症候をともないます。
 
 
 
治法は活血化瘀を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今回はその他の発病因子の一つである、瘀血についてです。

 

 

 

 

瘀血は血液の運行が阻滞されて生じた病理産物で、多くの継発病変の病因にもなります。

 

 

 

 

瘀血の瘀は積滞で、血液は経脈・絡脈内を休む事なく運行して一時も停滞しません。

 

 

 

 

何らかの素因による全身あるいは局所の血液運行が緩慢になる事を血滞と言い、血液の流動が停止、部分的に血液が聚集することを血瘀と言います。

 

 

 

 

瘀血の主な症状は、

 

 

 

 

固定性の刺痛、疼痛が昼は軽く、夜に増強、腫塊形成、不正性器出血、吐血、血便、全身症状としては、顔面、口唇が青紫色、舌質が紫暗、瘀斑、瘀点、脈が沈渋、沈弦、結代などです。

 

 

 

 

瘀血の病変の特徴は以下です。

 

 

 

 

・血気互阻

 

 

 

 

気滞が瘀血を引き起こし、瘀血が気機をさらに不利にして、気血が相互に阻滞しあうという悪循環が生じます。

 

 

 

 

・病変が多端

 

 

 

 

瘀血は広汎に障害を及ぼすため、多彩で複雑な症状が現れます。

 

 

 

 

例えば、気血互阻で水道を妨害し、水湿内停すると、水腫、腹水が生じます。

 

 

 

 

瘀血が経脈を阻滞し、血が肌皮を充養出来ない場合は、肌膚甲錯となります。

 

 

 

 

瘀血が内停し、敗血が心に上攻すると、昏厥を引き起こします。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

 

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