東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風の病証⑤

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

だんだんと季節を感じられるようになってきましたね。

 

 

 

 

今回は風寒湿痹についてです。

 

 

 

 

 

風邪、寒邪、湿邪の三邪が虚に乗じて、経絡に侵入、気血を阻滞した状態のことです。

 

 

 

 

主な症状は、関節の疼痛、痺れ、重だるさ、腫脹と変形、運動障害などです。

 

 

 

 

 

これらは痹証と呼ばれています。痹の意味は、詰まって通じないということです。

 

 

 

 

 

四肢、関節の疼痛、運動障害の多くは痹証に属します。

 

 

 

 

 

病因と病位により分類されます。今回は行痹、痛痹、着痹に関してです。

 

 

 

 

 

まず、風邪が主体の病変で起こるものを行痹と言い、特徴は症状が遊走性、多発性の疼痛やしびれ、であることです。

 

 

 

 

 

 

寒邪が主体の病変は痛痹と言い、特徴は、固定性で強い疼痛、冷えると悪化し温めると緩解します。

 

 

 

 

 

 

湿邪が主体の病変は着痹と言い、特徴は痛みが重怠いこと、動かしにくく、浮腫、痺れを伴います。

 

 

 

 

 

治法は、いずれも祛風散寒除湿です。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『日本鍼灸の診断学』 編著:有馬義貴、森洋平

 

 

 

 

 

 

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手足の痛み

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は、手足に起こる様々な症状についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

手足に感じる異常は、本当に様々で、例えば、痛み、だるさ、ほてり、しびれ、震え、引きつり、こわばりがあります。

 

 

 

一般的に、四肢の問題は、「四肢を主る脾の問題」であるとされています。

 

 

 

まずは、「手足の痛み」のお話です。

 

 

 

上肢、下肢、または上下肢の筋肉、関節、軟部組織などの疼痛を、四肢疼痛といいます。

 

 

 

痛みが起こる理由は、主に2つで、

 

 

 

1.気の流れが阻害されている

 

 

2.気血の濡養が低下している

 

 

 

これらが手足において起こることで、痛みが発生します。

 

 

 

病因が外邪の場合は、風邪、寒邪、湿邪といった外邪が侵襲し、経絡を阻害して四肢に疼痛を生じます。

 

 

 

これは、前回お話した、痹証といえます。

 

前回のお話はこちら

 

 

 

問診を進めていって、外邪の関与が疑われる発症状況だった場合は、風邪症状があったかどうか、スターティングペインの有無も確認していきます。

 

 

 

病因が内傷であった場合はどうでしょうか?

 

 

 

弁証分類は主に4つあり、2グループに分けることが出来ます。

 

 

 

まずは、「気の流れが阻害されて」手足の痛みが起こるグループについてです。

 

 

1.湿熱阻絡

 

 

 

湿熱邪が侵襲したり、湿が旺盛な状況に熱邪の侵襲を受けたり、湿邪が慢性化して熱化するなど、湿熱が停滞してしまうと、経絡の流れを邪魔して痛みを引き起こします。

 

 

 

この場合は、四肢に痛みに加えて、だるさの訴えが加わることが多くなります。

 

 

 

湿が関与するという事で、湿気が旺盛になる雨天時や梅雨時期に痛みが変化しないか、

 

 

 

体内に湿を生じさせやすい、お酒、炭水化物や脂質、甘味を摂るとどのように痛みが悪化しないか確認していきます。

 

 

2.気滞血瘀

 

 

 

気の流れの鬱滞が持続すると、瘀血が生じます。

 

 

 

この瘀血によって経脈が阻害されて、循環障害をさらに悪化させて四肢の痛みを引き起こします。

 

 

 

特徴は、瘀血所見です。

 

 

 

固定性の刺痛がないか、肌膚甲錯、夜間痛が出ていないかの確認をし、弁別していきます。

 

 

 

次に、「気血の濡養が低下して」手足の痛みが起こるグループについてです。

 

 

 

1.肝腎両虚

 

 

 

肝腎ともに虚してしまうと、筋と骨の栄養が十分に出来なくなります。

 

 

 

だるい痛みに加えて、筋肉、関節が弛緩または拘縮し、腰膝がだるくて力が入らない感覚になる症状も出てきます。

 

 

 

2.気血両虚

 

 

 

気虚が進んで血虚が生じてくると、経脈を滋養出来ず、四肢の痛みが生じます。

 

 

 

筋肉がやせてきていたり、倦怠感があるなど、気虚、血虚所見の有無と、程度を問診で確認していきます。

 

 

 

四肢の痛みについては、以上です!

 

 

 

痛みが出た場合は、気血の流れが阻害されていないか、気血の濡養が低下していないか、

 

 

 

そして、何によってそれらが引き起こされているのか、痛みの他に随伴症状はあるかを確認していくことで、弁証分類が可能となります。

 

 

 

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つづく

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

 

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