東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑬

 

 

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メリークリスマス☆ 吉澤です!

 

 

 

 

前回までは、「主訴の既往歴~現病歴の聴取」について書いてきました。

 

 

 

 

 

今回は前回の続きで「病の原因(病因)」を知るための考え方を書いていきます。

 
 
 
 
 
前回も書きましたように、治療を的確に行なうための大前提は「原因一結果の法則」となります。

 

 
 
 
そして病を引き起こしうる原因を「病因」といいます。
 
 
 
 
 
 
病因によって、どういう病理機序が働き、いかなる症状を発現させるのか、
 
 
 
 
 
 
その「病機」についても理解していきます。
 
 
 
 
 
 
四診(望診・聞診・問診・切診)で得た情報を元に、病を時系列的に捉え、
 
 
 
 
 
 
論理的に分析(弁証論治論理学)し、病因、病理(病位、病性、病勢)を総合して導きだします。
 
 
 
 
 
 
【 病因病理チャート図の組み立て方 】
 
 
 
 
 
ここからは問診情報などを元に病因がどのように関連しあっているかを図に書き起こす、
 
 
 
 
 
病因病理チャート図の考え方をご説明いたします。
 
 
 
 
 
 
一般的に、伝統医学では、病の本質を示すものは「証」と言われてきました。
 
 
 
 
 
 
この「証」は、病の全過程、例えば、生まれてからの体質から始まり、途中、病を発症し、
 
 
 
 
 
 
そして現在までの状態を含めたものを一定の時系列的な背景において断片的に捉えたものです。
 
 
 
 
 
 
よって「証」の本質は、病の時間的な制約におけるものであり、全体像を把握するためには、病因病機が必要となってきます。
 
 
 
 
 
 
 北辰会では、病機を病理と言い、「病因病理」としています。
 
 
 
 
 
これは、病を全体像で見た場合に症状が必ずしも病理現象だけとはいえず、
 
 
 
 
 
 
生体の生理的現象においても様々な生体防御の反応を起こすことがあるからです。
 
 
 
 
 
 
よって、生理面、病理面を考えた上での、病の全過程をチャート図に示すことにより、
 
 
 
 
 
 
それぞれの「証」の関係を明らかにし、どの「証」が本質かを分析していくことが可能となります。
 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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遺尿(いにょう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
遺尿とは、夜間の睡眠中に尿を漏らすことであり、児童によくみられる傾向にあります。
 
 
 
遺尿は、傷寒、温病、中風などでも生じ、病態が重篤な段階に入ったことを示しますが、この場合は遺尿が主症状ではない為、今回話していく遺尿の話からは除外させていただきます。
 
 
 
また、「小便失禁」は意識下で尿を漏らすことである為、遺尿とは別の症候です。
 
 
 
弁証分類としては、主に次の4つがあります。
 
 
 
1.腎陽虚の遺尿
 
2.腎陰虚の遺尿
 
3.中気下陥の遺尿
 
4.肺陽虚の遺尿
 
 
 
遺尿の基本的な病因病理は、膀胱の「約束」の低下によるものとされています。
 
 
 
膀胱の約束機能は、気化機能と相関関係があり、気化機能は、心陽の温煦、肺気の宣発、肝気の疏泄、脾気の清昇に関連し、腎と督脈の陽気による温養との関係が密接です。
 
 
 
そのため、肝心脾肺腎と五臓全てが関与しますが、腎は大小便の開闔を司る臓腑である為、腎が主体となります。
 
 
 
遺尿の多くは虚証であり、『霊枢・本輸』には「虚すればすなわち遺溺(遺尿)し、遺溺(遺尿)すればすなわちこれを補す」と記載されています。
 
 
 
臨床的には実証で肝の疏泄失調による遺尿もみられることがありますが、虚証による遺尿ほどみられる頻度は高くないとされています。
 
 
 
各弁証分類の詳細については、次回より順番にお話していきたいと思います。
 
 
 
お楽しみに!
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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