東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑧

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回は「家族歴の問診について書いていきました。

 

 

 

今回は「主訴の現病歴の問診」についてですが一番多いのが「痛みの問診」なのでこちらについて書いていきます。

 

 

 

患者さんは様々な愁訴を訴えて鍼灸院に来院されます。

 

 

 

問診は、弁病して、主訴の病因病理を明らかにするために問診事項の確認を行っていきます。

 

 

 

患者さんにとっては、主訴が苦痛の全てであるので、患者さんの主訴が痛みの場合、痛みに関する多くの情報を仕入れます。

 

 

これらの情報が、治療の核となり、目安となることも多いです。

 

 

 

しびれ・違和感なども痛みと同様の問診を行っていきます。

 

 

 

主訴が痛みなどではなく、めまいや耳鳴りなどといった症候名を挙げた場合は、証名の弁病を明らかにした上で、その弁証分類を参考にしながら弁証手順を踏んでいきます。

 

 

それでは、『痛み』の問診事項を確認していきましょう。

 

 

A.「痛みはいつごろから起こったのか?」

 

 

1)新病:発症が昨日今日や1週間以内であり、新しい分、鍼灸治療においても効果が顕著に出やすいことが多いです。

 

2)久病:発症が1週間以上前であり、慢性でも、どの程度かをしっかり問診します。

次の項目にも関連しますが、患者の病の時系列的な歴史をしっかり聞くことが重要です。

 

 

B.「今日までの間、症状は変化したのか?」

 

 

1) ひどくなっているのか(増悪)

2) 軽快してるのか

3) 変わらないのか

 

 

1,2の場合は何かしらの理由があるはず!なのでそれも確認します。

 

 

例えば、接骨院の電気療法を受けたところ、軽快した、あるいは悪化した、または、その時はよくても、後で痛みが元に戻ってしまうなどを確認するように致します。

 

 

C.「痛みの部位」

 

患者本人に痛む部位を指し示してもらいます。「実際にどこが痛むのか」を正確に知ることが重要です。

 

 

場所が固定されない痛みを痛無定處(pain of unfixed location)といいます。

 

 

基本的には、痛む部位を確認出来たら、その部位を流注する経絡とその関連する臓腑を意識して、問診をしていきます。

 

 

次回も痛みの問診の続きをご説明いたします!お楽しみに☆

 
 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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呑酸(どんさん)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「呑酸(どんさん)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
呑酸とは、口中に酸っぱい液体があがってくることをいいます。
 
 
 
「吐酸」と類似していますが、病因病理、治法が異なります。
 
 
 
区別方法については、『医林縄墨』に記載があり、「呑酸は、胃口の酸水上に攻激し、もって咽嗌の間に致し、吐出することおよばずして咽下し、酸味は心を刺し、酸を呑するごとき状あるなり」とされています。
 
 
 
また、『景岳全書』には、呑酸は「病は上脘最高の処にあり」で、吐酸は「呑酸の近きごとくにあらず、上脘に在らずして中焦胃脘の間にあり、時に多く嘔悪し、吐す所みな酸なるは、すなわち吐酸を名づけて渥渥として行らざるものこれなり」と述べられています。
 
 
 
主な弁証分類は、次の3つです。
 
 
 
1.肝気犯胃(肝胃不和)の呑酸
 
2.食滞の呑酸
 
3.寒湿内阻の呑酸
 
 
 
本日は「寒湿内阻の呑酸」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
この場合、生ものや冷たいものを過食したり、寒湿の邪を感受して、寒湿が中焦を阻害して気滞を生じ、脾胃の機能が失調して発生します。
 
 
 
特徴は、胸がつかえて苦しい、食欲不振、舌苔白滑、脈弦滑などを呈することです。
 
 
 
治法は、養脾胃、理気和中を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 

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