東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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遺尿(いにょう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
遺尿とは、夜間の睡眠中に尿を漏らすことであり、児童によくみられる傾向にあります。
 
 
 
遺尿は、傷寒、温病、中風などでも生じ、病態が重篤な段階に入ったことを示しますが、この場合は遺尿が主症状ではない為、今回話していく遺尿の話からは除外させていただきます。
 
 
 
また、「小便失禁」は意識下で尿を漏らすことである為、遺尿とは別の症候です。
 
 
 
弁証分類としては、主に次の4つがあります。
 
 
 
1.腎陽虚の遺尿
 
2.腎陰虚の遺尿
 
3.中気下陥の遺尿
 
4.肺陽虚の遺尿
 
 
 
遺尿の基本的な病因病理は、膀胱の「約束」の低下によるものとされています。
 
 
 
膀胱の約束機能は、気化機能と相関関係があり、気化機能は、心陽の温煦、肺気の宣発、肝気の疏泄、脾気の清昇に関連し、腎と督脈の陽気による温養との関係が密接です。
 
 
 
そのため、肝心脾肺腎と五臓全てが関与しますが、腎は大小便の開闔を司る臓腑である為、腎が主体となります。
 
 
 
遺尿の多くは虚証であり、『霊枢・本輸』には「虚すればすなわち遺溺(遺尿)し、遺溺(遺尿)すればすなわちこれを補す」と記載されています。
 
 
 
臨床的には実証で肝の疏泄失調による遺尿もみられることがありますが、虚証による遺尿ほどみられる頻度は高くないとされています。
 
 
 
各弁証分類の詳細については、次回より順番にお話していきたいと思います。
 
 
 
お楽しみに!
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

 

 

前回までは、「痛みの問診」について書いてきました。

 

 

 

 

 

今回からは、「主訴の既往歴~現病歴の聴取 」について書いていきます。

 

 

 

 

1. 既往歴~現病歴について 
 
 
 
 
 
既往歴~現病歴とは、患者さんの「時系列」的な経過のことをいいます。
 
 
 
 
 
例えば、X年に就職、X+3年に結婚、X+4年頃から主訴が発症・・・など、です。
 
 
 
 
 
その患者さんの歴史の中で、大きな環境の変化七情の過不足が急激にあるいは強烈に発生した時期
 
 
 
 
 
あるいは飲食不節労逸過度がいつごろあって、
それらと主訴発症や増悪・緩解との関連性を把握するために必要不可欠な情報となります。 
 
 
 
 
 
 
もちろん、主訴に派生して起こる諸症状の変化も書き入れていくことで、
より主訴の病理が明確になってきます。
 
 
 
 
 
 
既往歴から現病歴を把握することによって、時系列的な病因病理を導き出すことができ、
これによって、予後もある程度予測できるようになります。
 
 
 
 
 
 
☆病因病機(病因病理) 
 
 
 
 
 
疾病の経過や過程には、様々な病理の変遷があります。
 
 
 
 
 
どういう原因で、どういう誘因で、今現在の病に至っているのか、
 
 
 
また、これから先どういう病にかかりうる可能性が高いのか。 
 
 
 
 
何事にも、原因があって、結果があります。
 
 
 
 
人間の心身においても、当然、何らかの悪い原因(「因」) と、
それを助長させたり、さらに別の原因を派生させたりする誘因(「緑」)によって、
 
 
 
 
 
様々な結果(症状)が出てくるのです(「果」)
 
 
 
 
 
 良い結果を得るには、良い原因をつくると同時に、悪い原因を無くしていくしかありません。
 
 
 
 
 
そのためには、まず、「原因」(病因)を知る必要があります。 
 
 
 
 
 
これこそまさに、「原因一結果の法則」であり、治療を的確に行なうための大前提となります。

 

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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