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こんばんは。上村です。
雨で寒い日が続いて、患者さんも体調を崩す方が増えているように感じます。
私も自分の体調管理が甘く風邪を引いてしまいました。
早速、スタッフに体表観察の練習も兼ねて治療してもらいました。
主訴は、悪寒と喉痛でした。
一手目で悪寒がとれて身体が温もりはじめて、二手目でじわっと発汗してきて喉痛がましになってきました。
翌日には、喉痛が良くなりました。
治療してくれたスタッフに感謝と、改めて鍼治療のすごさを自分の身体で実感できました。
病因病理の検討や、治療したあとの体表所見の変化を論理的にどう説明するのかなど考えるいいきっかけになりました。
この経験を活かして、風邪で困っている人がいたら正しい治療が出来るように、学術を高めていきたいと思いました。
鍼灸の世界に入る前は風邪を鍼灸で治すなんて思ってもいませんでしたが、今では当たり前になっています。
風邪でお困りの方も、治療の選択肢の一つとして鍼灸を試してはいかがでしょうか。
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こんばんは。上村です。
前回に続き、秋の乾燥の病気について書いていきます。
秋燥病③ 参照
今回も、どんな弁証分類があるか書いていきます。
●燥気化火
症状としては、身熱、乾咳無痰、喀血、気逆して喘し、胸脇苦満、心煩口渇、咽乾鼻燥、腹部の灼熱感、大便乾結、などがあります。
肺経の燥熱が火と化し、衛分から気分へと入り、津液と気が消耗されることが特徴です。
他の症状にあった悪寒は、衛分から気分に入るため消失し、身熱煩渇がみられます。
肺陰が燥熱によって損傷されるため、乾咳無痰、鼻咽乾燥がでて、肺絡を損傷した場合、喀血があらわれます。
肺気の粛降の機能が低下することで、気逆して喘し胸脇苦満が生じます。
肺経の燥熱が、大腸に移ると腹部の灼熱感、大便乾結などの症状がみられます。
●肺胃陰傷
症状は、微熱、乾咳が止まらず、口、鼻、唇、咽が乾燥し、大便燥結などがあります。
秋燥に回復期にみられ、燥熱が基本的になくなっているが、損傷された肺胃の陰が回復していないので身熱がなく、乾燥の症状がみられます。
燥熱が主なのか、津液を損傷したため乾燥の症状がでてるのか多面的観察が大事だと感じました。
病因病理を意識して患者さんの症状が早く改善できるよう努めていきたいです。
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