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こんばんは、森岡です(^_^)
前々回の記事で「メディカライゼーション」について書きました。
読まれていない方は 「病づくり」 参照
次々に「医療化」されている現代で、その治療を担っているお医者さんの自己管理はどの様なものなんでしょうか。
先日面白いアンケートを拝見しました。
医師への風邪を引いた時の対処法についてのアンケートで、
・温かいものを食べて早く寝る。
・熱燗を飲んで早く寝る。
・早く寝る。
がTOP3で、いずれも共通することは早く寝て、かつ薬は飲まないこと。
という驚くべき内容。。。
あれ?
皆さんが普段出されている大量のお薬たちは何処へ・・・
また、以前治療したことのある、お医者さんに、
「先生は今日みたいにどこか痛い時には痛み止めや湿布は使われないのですか?」
と聞いてみたところ、苦笑いしながら、
「申し訳無いけど使いません。」
と答えてらっしゃいました。
てっきり僕は、当然のことながら、普段患者さんに出している、「痛み止め+湿布」という超定番アイテムを自らにも使用していると思い込んでいました。
(せめて「痛み止め飲んだけど治らなかったので鍼しに来ました。」と言ってほしかった・・・)
これがすべてだとは思いませんが、事実こういったことが現実的にあります。
現在の西洋医学では「対症療法」において、優れていると思います。
これはこれで非常に重要なことです。
ただし、本質的に「治る」とはどういうことでしょうか?
その場がよければいいのでしょうか?
症状が落ち着いた状態でいるために一生薬を飲み続ける。
確かに症状は落ち着いていて一見無い様ですが、果たしてこれは治ったと言えるのでしょうか?
「本質的に治る」ということについて、医療従事者はもちろん、患者さん自身も考えなくてはいけません。
今は患者さんが「医療」を選択できる時代です。
そのためには、「医療」についての確かな知識と見解を皆さんが持っていなければ、損をすると思います。
僕らはそんな時代において「鍼灸最高!!」と胸を張って言いたいと思います。
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こんばんは、森岡です(^_^)
鍼治療をしていると、患者さんから、
「鍼をしたところが重だるくズーンとしました。」とか、
「刺したところがジーンと熱くなりました。」などと言われることがあります。
俗に言う「響き」とか「鍼感」というやつです。
これは専門用語で「得気(とっき)」といいます。
「得気」は4つの感覚で分類されます。
「酸」・・・だるい感覚。
「痺」・・・しびれるような感覚。
「腫」・・・はれぼったく、膨満した感覚。
「重」・・・重く押さえつけられる(締めつけられる)ような感覚。
なぜこのような感覚が起こるかというと、東洋医学では体に「気」が流れていると考えます。
気については院長ブログ「気」ってなんですか? 「経絡(けいらく)」って何ですか? 参照
この「気」は全身をくまなくめぐり、生命活動の源となります。
そして「気」のめぐりが悪くなった状態が「病気」です。
「鍼」はこの「気」のめぐりを調整できる非常に優れた手段の一つとして今日まで存在してきています。
ですから簡単に言えば、鍼を刺す部位は「気」の流れが如実に悪いところです。
「得気」は、鍼をして滞っていた「気」が「めぐりだした感覚」だったり、めぐりが悪くうつろだった「気」が「充満・充足した感覚」のことを指します。
東洋医学の古典においても「得気」が感じられなければ、治療効果は無いというほど重要視されています。
(ただし、その人の体の状態や個人差により違いはあるのでこの限りではないですが。)
皆さんも鍼灸治療の際に、この「得気」を感じたならば、「あぁ、気がめぐって体がいい方向に向かっているんだな!!」と響きの感覚を味わって下さい(笑)
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